整数剰余類環
別名: 剰余類環, 合同類環
$ nを法とする剰余類の全体は、加法と乗法に関して可換環を成す。
$ \Z/n\Z,\Z_nなどと表される。また、その集合も表す。
$ nが素数であるかそうでないか
$ nが素数であるならば、$ pを法とする剰余体とも呼ばれる。乗法に対して逆元が存在する。
$ nが素数でないならば、体にならない。$ nの任意の約数が零因子となる。例えば、$ 2\times 4 \equiv 0 \pmod 8。
既約剰余類と規約剰余類群
$ nとの最大公約数が$ 1である互いに素なある整数$ aに対して、
剰余類$ a+n\Zを既約剰余類という。
既約剰余類の全体を、既約剰余類群という。$ (\Z/n\Z)^{\times}と表す。
例
$ \mathbb{Z}/3\mathbb{Z} = \{0, 1, 2\}
演算
剰余類$ [a],[b] を用いて
$ [a]+[a]:=[a+b]
$ [a]\times[b]:=[a\times b]
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