鈴木健
1975年生まれ。大学院では複雑系の理論認知科学の研究を行う傍ら、電子貨幣・地域通貨の研究を続け、現在、「伝播投資型貨幣」というコンセプトに基づいた"PICSY"の理論研究・実装に取り組む。共著書に「NAM生成」(太田出版、2001年)、「進化経済学のフロンティア」(日本評論社、2004年)。またPICSYプロジェクトは2002年度、経済産業省管轄 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「未踏ソフトウェア創造事業」に採択、同年度の天才プログラマー/スーパークリエータに認定される。新しい貨幣の経済理論の探求と貨幣システムの設計構築、即ち社会科学とエンジニアリングをダイレクトに接続しながら、自らの思想の具現化を目指している。