井庭崇
1974年生まれ。2003年、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了、博士(政策・メディア)取得。専攻はモデリング・シミュレーション技法、複雑系科学、進化経済学。共著書に『複雑系入門:知のフロンティアへの冒険』(NTT出版、1998年)、『総合政策学の最先端IV:新世代研究者による挑戦』(慶應義塾大学出版会、2003年)、『進化経済学のフロンティア』(日本評論社、2004年)。大学時代に表現活動を行うが、その後、技術と社会の問題に取り組む。特に、 複雑系・自律分散システムを研究している。一貫して、人間の感じるリアリティ に関心をもつ。現在は、社会シミュレーションの道具づくりを通じて (Boxed Economy Project: http://www.boxed-economy.org/)、社会科学におけるシミュ レーション技法の普及と、現実の事例への応用に取り組んでいる。