言葉だけの地図
https://gyazo.com/c7262f62fcb7a6f76d70dcd75a180cfe
table:
発行 2022/11/20
著者のふたりがそれぞれ同じ本屋に行くまでの最寄駅からの道程を書くというのがテーマというかお題の本で、ちょっとした旅行記のように読めるのが楽しかった。
場所によっては駅から目的地までの距離が何か書くには短すぎるような店もあったりして、途中にある赤と緑だと思っていたオブジェが後々確認したらグレーだったみたいな事実とは違う思い違いってあるよねみたいな事とか、土地によっては思い入れのある場所で何を見ても何かを思い出すような事とか、嵩増しと言ってしまうと身も蓋も無いけど、肉付けをするために書き手が過去のいろんな記憶や経験を引っ張り出して街と結びつける感じを想像しながら読むのも面白い。
文フリではこの本みたいにA6判の小さい本が良く売られていて単純に可愛いなと思う。