突入せよ!「あさま山荘」事件
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公開 2002/5/11
なんとなく録画していたので観た。原田眞人っぽい変な映画。
少し前に地獄の黙示録を観ていたせいもあって、これは事件そのものよりも事件当時のバタバタ感を表現したいのかと思った。というくらい最後までバタバタしていて、何がきっかけで事が動いたのかみたいな点も凄く分かりづらかったり、魅力的そうなキャラクターがいっぱい出てきても特に見せ場も無かったり、たぶんこの監督は無駄のない作劇みたいな事をしたくないんだろうなという気がする。
あとは、日本の官僚的組織って結構いい加減で、そのいい加減さの流れでうっかり人も死んでいくんですみたいな事を切り取りたいのかな、とか。『シン・ゴジラ』で無茶苦茶美化されていたものとは真逆の感じで。
勝手に『クライマーズハイ』より後の作品かと思っていたので、それにしてはあちらに比べて粗が目立つ気がするなと思ったら、こちらの方が何本か前の映画だったのを観終わってから知って納得。