日本人のための第一次世界大戦史
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発行 2017年10月
著者 板谷敏彦
出版社 毎日新聞出版
日本においては世界大戦と言えば第二次の方で、歴史を見た時に第一次大戦は空白期間になりがちだけど、技術のパラダイムシフトや国民国家同士による戦争である事や、現代まで続く中東や東欧の問題が形成されるきっかけである事など、第一次世界大戦の世界史全体で見た時の影響の大きさは事ヨーロッパ世界では特にこっちの方がでかいんでないのって雰囲気らしく、それを日本人の視点から見た時にどういうものだったのか、ちょっと整理して見直してみましょうという本。
またいろいろイノベーションが起きつつあるタイミングである事や、当時新興国として英仏の覇権に挑もうとしたドイツを現在の中国に重ねて、今の状況は第一次大戦直前の状況に似ているのでは、みたいな話。
宮崎駿が好きそうというか、むかし雑想ノートで見たような話も多い。