メタファー:リファンタジオ
クリアした。ラスボス前の試練みたいなので詰まったせいで、ちくちくとレベル上げに励んだせいでなんだかんだトータル100時間強のプレイ時間。
参院選のタイミングでプレイし始めたのもあり、ゲームのシナリオに重ねていろいろと現実の光景を重ねて見てしまう場面が、ゲーム全体を通していくつもあった。かいつまんで言えば、自分のいる世界で暮らす多様性と、そこで発生するマジョリティとマイノリティの力の不均衡やアンフェアな構図の問題であったり、メディアやSNSのユーザーの声や為政者の発信によって、不安が煽られることによる民衆の危うさであるとか、カットシーンで描かれるドラマを見れば重厚でリアルというタイプのものではないかも知れないものの、制作者の問題意識や真っ当なメッセージがとても伝わってくる内容だった。
その辺の描き方について少しTwitterを検索してみると、「多様性」というワードだけ受け取って「ポリコレ(笑)」みたいに揶揄する内容の声もいくつかあり、ああいうのを目にしてしまうと、多様性はあくまで当たり前にある前提も前提の話でしかなく、アンフェアな状況こそが問題なんだけどな…ということの伝わってなさから難しい気持ちにさせられてしまう。
また「「正しさ」の暴力性」みたいな言葉もキャラクター間の会話の中に出てくるのだけど、それって、排外的な主張をする側に対しても、リベラルな主張をする側に対しても言える言葉であると思うので、その辺りの捉え方も人によって様々にされているのかなという気はする。
更に、大きな物語としては「思い描いた幻想=理想を信じて現実を変えていく意志」みたいなメッセージにも及んでいき、それはそれでフィクションを届けるクリエイターとしてめちゃめちゃ正しい姿勢だと思う一方で、現実には人々が情動的な物語にばかり突き動かされてロクでもないことになっている世界というものも目の当たりにしてはいるので、素直にうなずけないところもあったりはする。まあナラティブで動かされる人の行動はナラティブでしか変えられないということなのかもしれないけど。
バトルとかゲームシステムに関しては取り立てて新鮮味を感じるようなものでもなかった反面、言い方を変えれば最後まで大きなストレスもなく遊んでられる安定感はあったと思う。ニンゲンとか繰り返される攻撃アクションを冗長に感じる時間もあるにはあったにせよ。
それはそれとして、キャゼリナが最後まで仲間に加わらなかったのは信じられません。もしかして、これが世に言われるアトラスの完全版商法ってやつなのでしょうか。
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