ビカミング・ア・ゴッド
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原題 : On Becoming a God in Central Florida
放映開始 : 2019年8月(日本 2020年5月)
放送局 : Showtime(日本 スターチャンネル)
「キルスティン・ダンスト演じる崖っぷち主婦がネットワークビジネスで神に」みたいなコピーで超面白そうじゃんと思って予約していたのをこないだ見終わった。
コピーを鵜呑みにして、キルスティン・ダンストがエグいくらいアムウェイみたいなマルチ商法にハマり、そのヒエラルキーをのし上がってく…みたいな日本でいうと園子温作品的なしんどい話を想像していたのだがそうでもなく、「とりあえず夫がワニに食われて色々金もいるので仕方ないから夫がドハマリしてたマルチで稼ぐべ(悪いことは知ってますけど)」みたいな感じのドライさだった。それがつまんなかった訳ではないのだけど、エグみを求めてた期待からするとメインのストーリーラインは若干肩透かしではあったかも。
ただ主人公クリスタルがドライだった分、主人公の都合でFAM(劇中のマルチ商法の会社)に入れられた結果、主人公よりもピュアにそのビジネスにハマってしまうメル・ロドリゲス演じるアーニーのストーリーや、元々クリスタルの夫の上位会員だったのがクリスタルに支配されながらもFAMにも忠誠を尽くし続けようとしてずっと右往左往する羽目になったテオドール・ペルラン演じるコーディーの描き方はすごく悲しくて、面白かった。