ヒッキーヒッキーシェイク
https://66.media.tumblr.com/86497e4ef873e6b2e91f656615ed43a1/6027d8d409d5b4a7-8c/s540x810/cc3aaba13a2427ebf1cc5df0e3150df061c1302e.jpg
発行年月 : 2019年6月
出版社 : 早川書房
Twitterでハヤカワの編集者の人によるこの作品の文庫版の帯文とその経緯(単行本を出版した幻冬舎と揉めて云々みたいなやつ)を知って、興味を持ってというか「話題だ」と思って買っていたのを読んだ。
んですが、ストーリー自体は退屈しないでスラスラ楽しく読んでいけるものの、なまじ扱っているテクニカルなモチーフ(ネットワークとかCGとかキャラクターデザインとか)が現代のものなので、それらに関する具体的な描写において、作者のリサーチの甘さというか物の知らなさがだだ漏れしてしまっているのに若干醒めてしまい、その辺の強度に関して言えば小学生か年寄り向けのファンタジーになってしまっているのがなんだか勿体なかった。