ニューヨーク東8番街の奇跡
https://www.youtube.com/watch?v=ASWO43n3QkQ
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公開 1987/12/18
上映時間 106m
『34丁目の奇跡』とごっちゃになってクリスマス映画かと思ったら、全然違った。
再開発が進むニューヨークのイーストヴィレッジの一角、おんぼろアパートでダイナーを営む老夫婦と上階に住む各々問題をかけた住人があの手この手で立ち退きを迫られて、流石にもうダメ状態になってダイナーの主人が思わずつぶやいた「help」の言葉に呼びよせられるようにやってきた、壊れたものを修復する能力を持った小さな宇宙船のようなのエイリアンによって、ビルの住人達も立ち退きのプレッシャーに打ち勝つ光を見出していく話。
おそらくエイリアンが壊れたものを修復してゆくという行為によって、住人たちそれぞれの壊れかけていた何かも繋ぎとめられ直っていくみたいな事と結びつける意図があるのかなと思ったのだけど、個別の登場人物の気持ちの明暗について明示した描写はそれほどなくて、とにかくアパートがなんとかなってハッピーというシンプルなプロットに留まっていて、あっさりしていた。これはこれで軽くていいけど。
それはそれとして、ほとんど機械、というかもしかしたら中に極小のエイリアン達が生活している小さな宇宙船のようにも見える、宇宙船型エイリアン一家の感情表現がかわいらしくてとても良かった。