サムのこと

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dtvでやってた乃木坂4期生のドラマシリーズ2本のうちの1本。

自殺した元グループアイドルのメンバーの通夜を舞台に、同じグループのメンバー達それぞれが、サムとの記憶を振り返りつつ、自分の振り返りたくない過去と向き合う…みたいな内容の原作は西加奈子によるもので、話自体は面白そうだったのだけど、演出はそんなにうまくいっていないようで勿体ない印象。

基本的な映像の演出や撮影とは別に、登場人物それぞれが抱えているコンプレックスとか過去の内容って、文字で見たらおそらく結構えぐみを感じそうなエピソードのはずなんだけど、そこがあっさりして見えてしまうのは、乃木坂4期生みたいなデビューして日が浅く、あまり色のついていないグループの女の子に演じさせる事への配慮からくるものなのかな…という気もするけど、やっぱりちょっとスカスカした感じに見えてしまう。

ただ、サムを演じた遠藤さくらさんの演技が思いの外雰囲気あって上手な事にびっくりした。