junaida展「IMAGINARIUM」
https://gyazo.com/a9b299e7e2eb80e5cff1cccc5325b27d
table:
会期 2022/10/8 ~ 2023/1/15
立川のPlay! Museumにて。ここの展示の仕事がちょいちょいあるおかげで、関わってる展示も関わってない展示も招待の枠を頂ける機会が多く、なんだかんだでコロナ以降は下手すると新宿や渋谷などをすっ飛ばして一番訪れている気がする、立川。
実際の原画を見るのは初めてだったのだけど、個々の作品の描き込みはもとより、物量も多くて、近年の2点透視図的な立体感のあるカチッとした箱庭っぽい作風に行きつくまで、作家が作品の中にポピュラリティを獲得するまで叩きまくるような行程が辿れて興味深かった。
自分が関わったのは順路にプロジェクションされてる映像でメインの展示物ではないので、せっかちな人はさっさと通過してしまうかも知れないが、展示スペースにいざなってくような雰囲気は醸し出されていて良かったと思う。低解像のボヤっとした絵がお化けっぽくて雰囲気出してるとは言え、欲を言えばやっぱりもう少し高い解像度でも観てみたかったかも知れない。(そうするともっとちゃんと素材を作らなきゃいけなくなって大変だったろうけども)
一番好きだったのは一番最後の(おそらく)自主制作作品が並べられた展示スペースにあった、「LAPIS・MOTION IN THE SILENCE」という鉱物と人体を描いたシリーズ。とても良かったので、物販にこのシリーズの画集があったら買いたいと思っていたのだけど無くて残念だった。調べてみたら2015年にやっていた展覧会のためのもののようで、もしかしたらもう絶版なのかも。
ただ、そのスペースに遭った他のシリーズの画集などを見てみると、本で見るよりも並べられてる状態で見る方が遥かに良かったりもしたので、この展示で観られただけでも良しって事にすべきか。