Cyberpunk2077
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1周目
難易度 : ハード
エンディング : 太陽
総プレイ時間 : 143.8時間
見た目も声も女性の主人公でプレイしたところ、声を当てていた声優の清水理沙さんの演技が素晴らしかった。
メインクエストだけ進めてクリアする分には30時間もかからないらしいが、舞台であるナイトシティをぶらつき、ギャングを襲っては戦利品を漁るハクスラスキャベンジャー的な事をしてダラダラしていたら1周で140時間もかかってしまった。まだやってないクエストも結構あるのに。
ものすごく中途半端にバランスを取るようなパークの取り方になってしまったのだけど、そんな半端なビルドでもクイックハックを多用しつつ遠距離からステルスで攻撃するようなプレイイングで特に困るような場面はなく、戦闘自体はぬるめ。
オープンワールドではあるけどRPGとして楽しむが吉。
ただオープンワールドにおける自由度をそれほど重要に構えなくても、ディテールが半端ないナイトシティにおいて入れない場所や地形がそれなりにあるのはやはり残念に思えてしまうし、急斜面とか侵入しづらい地形に踏み込んだり落下した瞬間に即死みたいな演出のせいで興をそがれるハリボテ感を感じてしまうのは否めなかった。
発売前にこれでもかってくらいにリリースされたトレイラーとかのビデオを観て膨らんだ期待のすべてがゲームプレイの中に落とし込まれている感じではなかった(クロームの交換による外見のカスタマイズとか)のは残念だったけど、逆に、思っていた以上に他のキャラクターとのコミュニケーションを考える場面が多く、都度様々な選択をとっていく中で主人公Vに対するロールプレイを行っていこうという気分になるのが面白かった。FPSの操作である事もうまく働いていたと思う。
どちらかと言うとメインクエストよりもパナム・パーマーやリバー・ウォード、ジュディ・アルバレスら、分岐によってはロマンスまで発展するキャラクターとのサブクエストの方が、ひとの人生について考えるようなシークエンスが多く、そうしたロールプレイに意識的になった気がする。
結論、ビカビカしたサイバーパンク的なモチーフで構築された世界に飛び込んで受け取ったり考えさせられるのが、他者や共同体との在り方だったり、自分の人生の落とし方について…みたいな意外と人間味のある話で、それらについて選択してきた行動の何が正解で何が間違いだったとか簡単に提示してこないのが誠実に感じられ、プレイしてよかったと思う。