ユニコーンオーバーロード
https://www.youtube.com/watch?v=SYBsn_vIqCI
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リリース 2024.3.8
プレイ時間
クリアした。メインというか道すがら発生するクエストはぜんぶ終えて、最後のレイド的なのはやったりやらなかったり。
出るキャラ出るキャラ倒してはほいほいと仲間になって行く一方なので、さすがに途中でストーリー上のどんでん返しみたいなものがあるんでは…育てたキャラが寝返ったりする展開もあるのでは…などと結構構えていたのに、そういったことは、一部あるにはあったけど大枠ではほとんどなく、全体的に楽しいこと以上にストレスフリーであることに重きを置かれた作りだったなというのが大きな印象のゲームだった。
バトルで言えば、こまごま前後や横にキャラの配置や装備をいじるだけで行動速度などのバランスから個々の戦闘の前に勝率がコントロールできるのは面白いんだけど、それによってどんなユニットをどういう相手に適当に当てても大きくは負けないように出来る点だったり、単純に相手とのレベルの差が詰まってしまうだけで、ピンチらしいピンチもなくぬるぬるマップを消化していくようになってしまう、というありがちな問題がこのゲームにもあったというか。マップやギミックのバリエーションがそこまでなかったのも大きな要因なのかも。
そこで難易度設定をノーマルからエキスパートにあげたりしても良かったのかも知れないし、シンプルだからこそ連携のシナジーとかいろいろやりこむポイントなのだろうけど、そう考える頃には結構時間も経っていて、どちらかと言えばさっさとクリアしちゃいたい欲の方が大きくなっており、なんともかんとも。
またキャラクター間の好感度にしても、主人公であるアレインが契約の相手を選ぶという展開は進行上あるものの、誰を選んでもゲームとしてなにが変わるという事でもないし、他のキャラ同士をマックスまで上げたとて、別にそれによって同性同士が性的に結びついたり、FE風花雪月などの様にはっきりくっついたりっていう描写までは用意されてなかったのも、キャラの多さの割りになのか、多すぎる故に、なのかわからないけど少し食い足りなさはある。
なんというかゲーム全体のストレスフリーでニュートラルな感じが、主人公アレインの主体性があるんだか無いんだかわからないボンクラさに表れているような…と思うとなんか学びがあるようなないような気がしてくる。
などなど…そういう物足りなさへの愚痴はいっぱいあるんだけど、ただ遊んでいる分には十分面白かったです。
ちなみに、クライマックスで指輪を渡す相手はいろんな可能性を探ってみたものの、1週目でストーリー上あんまり無理のある相手にやるのもなんだかねってことで、メリザンドさまへ。スカーレットすまん。
なんでメリザンドさまなのかというと適当に雑でさばさばしてて助かるのと、戦闘においてもほとんど敵の攻撃は当たらない上に火力も高く、最後までずっと強くてかっこよかったから。
https://gyazo.com/f33c788c6147cf3fb72fc120d37f2924
ついでにユニットで言えば、リア、アラミス、ヴァージニア、ベレンガリア、アーマリアの部隊が回復手段がなくても火力に任せた追撃の連続が鬼すぎて、終盤でも出すとゲームバランスがより一層チャラくなりかねないので出撃するのを少し控えたレベル。とはいえ、こういうのは煮詰めたらもっとひどい仕上がりになるんだろうけども。