チャレンジャーズ
https://www.youtube.com/watch?v=VobTTbg-te0
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公開 2024.3.26 (AUS) 2024.4.26 (US) 2024.6.7 (JP)
上映時間 131分
自分がnoteのフィードを購読している複数名の女性文筆家やライターがざわついていた男2人女1人がもつれ合うテニスの映画。監督はルカ・グァダニーノ。
ざわついていたのも見て納得。
松本大洋の『ピンポン』におけるペコとスマイルみたいな(あんなにキャラが対照的ではないけど)ずっと一緒に仲良く同じ競技で切磋琢磨してきた2人のテニスプレイヤーが、1人の女に関するあるきっかけで離別することになって10数年後、片方はトッププレイヤー、もう片方は年中ドサ回り、と境遇は天と地ほど開いており、本来ならもう巡り合う事もなかったはずが、ひょんなことから同じ大会で対戦することになって…みたいな話。
なんだけどそんなストーリーの顛末はさておいて、この男2人の若かりし頃のBL寸前の過剰なじゃれ合いが可愛いやらちょっと気持ち悪いやらで物凄い上に、完全にその2人の中心に陣取ってパワーバランスをコントロールしている女タシ・ダンカンの圧倒的な存在感がかっこいい。
そしてそれらの関係性や欲望が劇中の「テニスは関係性(リレーションシップ)」というセリフそのままに、テニスのプレイを通して語られる、みたいな。
あんましうまく言えないが、ぱっと見爽やかに見せかけてなんだか異様な映画。面白かった。