わからなくても近くにいてよ
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堀静香さんのエッセイや日記が良いのはすでにわかりきっているのに、過去の本以上になんかささる感情の言葉とかが多かった気がする。親として子を見る視線、妻として夫を見る視線、子として親たちを見る視線、それぞれに100%の共感でも理解でもないけど伝わってくるものがある。また短歌でなかなか賞のような結果が出てないことに対する焦りや嫉妬のようなものがあることについても結構赤裸々に書かれていたり、それがエッセイや日記を書いて公開することのモチベーションになっているようなこともなんだか元気が出た。
ただ、先々週鎌倉でといださんの展示を観に行った際にギャラリーのカフェにいくつかセレクトされた新刊の本が並ぶ中にこの本があったので、まだ未読だったものの「この人の本はめちゃくちゃいいですよ」と夫であるふゆさんに薦めたはいいが、いざ自分で読み進めてみたら子どもについての文章でといださんとふゆさんが色んなことを思い出してつらくなってしまうかもしれないところもあって、少し慎重になるべきだったかもと反省している。薦めた後で読んだかどうだか知らないとは言え。いい本でも、ちゃんと読んでから薦めないとだめだな。