『「パンセ」数学的思考』
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みすず書房
2005/06/10 発行
テクスト パスカル『パンセ』より
永遠の沈黙
人間の不釣り合い
無限と無、賭け
第 1 回 宇宙空間の永遠の沈黙
頭を使えば、それでいいのか
ライバル (批判をしている) でもある
いま、ここ、このものへの問い
理由 = 理性 = 精神の領域
いま、ここ、このもの = 延長の領域
キリスト教を擁護するために全ての思想を神のためにメモに書いていた 『宗教とほかのいくつかの問題についてのパスカル氏の思想、これらは氏の死後に遺稿のなかから見出された』
思想 = パンセ
宇宙の無限の広がりのなかで
「中心がいたるところにあり、円周がどこにもないひとつの無限球体」
静的な無限宇宙から動的な膨張宇宙へ
第 2 回 無限大と無限小の中間
無限をめぐる三つの問題
進化というものの見方
時間的履歴の空間的構造への反映
現代科学のダイナミックな宇宙像
現代の科学的世界観
上限は百数十億光年
相互対応するある程度のパターン
パスカルの世界観
静的な無限宇宙 (無限大)
無限小・無
人間は無限大と無限小の中間者
アキレスはカメに追いつけるか
人間は精神においても中間者 (限界がある)
神に向かって見るまえに跳べ
沈黙する宇宙と泡立つ真空
読書にも適齢期がある
「これなに?あれなに?」の子供時代
火の夜
「愚かさ」に賭ける理性の逆説
「心」の役割と三つの秩序
理性と心の二つの思考がある
身体・精神・愛の三つの秩序
無限大と無限小は手なずけられたか
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