『現実性の問題』(筑摩書房)
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現実性こそ神である
――このテーゼは果たして何を意味するのか?
世界の在り方をめぐる
哲学的探究、
その最高到達点
筑摩書房創業80周年記念出版
定価(本体価格3200円+税)
「現実は何処に繋がっている?離別と死別の比較から始まり、現実性という力が、神へと至るプロセスを活写した希代の哲学書。入不二哲学の最高到達点がここにある。」
装幀と目次の紹介動画
https://www.youtube.com/watch?v=bJvnoF6ASVA
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別丁扉
https://gyazo.com/f8f5fc38843f9e7d3fc6718b2f756531
https://gyazo.com/463a98a2cadd1116b04125ec24072023
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https://gyazo.com/6f75aafbdeefc00b54ca68eb810c801a
https://www.youtube.com/watch?v=VkJrS1c-vvs&t=6s]
2020年7月末刊行予定
目次(仮)
1 離別と死別
2 同じか?違うか?
3 現実と可能
第1章 円環モデルによる概観
1 始発点
2 始発点と第一歩
3 更にもう一歩
4 反実仮想と可能性
5 展開——可能性から潜在性へ
6 現実性という力
7 論理・様相・時制
7-1 論理(同一律・排中律・矛盾律)
7-2 様相(可能性と潜在性)
7-3 時制(未来性と過去性)
第2章 現実性と潜在性
1 現実性について
2 潜在性について
第3章 事実性と様相の潰れと賭け
1 事実性と様相
1-1 否定と最小様相
1-2 事実性から現実性へ
1-3 ラッセル的拒否感の役割
2 様相の潰れと確率の潰れ
2-1 事実性と様相の潰れ
2-2 様相の潰れから確率の潰れへ
3 選択と賭けと祈り
3-1 選択と賭け
3-2 賭けと祈り
3-3 祈りと神
第4章 現実の現実性と時間の動性
1 現実の現実性について
2 時間の動性について
第5章 時間・様相・視点
1 三つのポイント
1-1 定まり
1-2 あらかじめ
1-3 必然と偶然
2 ベタな時間推移と無でさえない未来
2-1 ベタな時間推移
2-2 無でさえない未来
3 無視点性
4 様相の潰れから無様相へ
5 潜在性
第6章 無関係・力・これ性
1 「無でさえない未来」と「無関係性」
2 「忽然と湧いている今」と「無関係性」
3 「力」としての現実性
4 「このもの主義」を別様に考える
5 「現実性」と「存在物」
第7章 無内包・脱内包・マイナス内包
1 内包について
2 マイナス内包
3 無内包
4 マイナス内包と時間
5 無内包・脱内包とこれ性
6 クオリア問題の変容
第8章 「拡張された他者」としての現実性
1 「相貌」相対主義論の概要
2 「中立的な何か」という相貌
3 絶対主義の二重性
4 絶対主義という他者
5 動物という他者
6 存在論的忘却
7 「自由という相貌」のパラドクス
第9章 「無いのではなくて存在する」ではなく
1 「ある」追跡の道
1-1 ベルクソンによる「無」の観念批判
1-2 「欠如」とは違う「空白」
1-3 肯定主義の徹底
1-4 無内包の現実
1-5 「ある」の最右翼
1-6 単一体形成的な矛盾
1-7 「ない」の最左翼へ
2 「ない」追跡の道
2-1 ヴァン・インワーゲンの議論
2-2 「二種類の差異化」の変形
2-3 「無」の区別
2-4 「無」の深まり【1】
2-5 「無」の深まり【2】
2-6 時間に巻き込まれた「無」
3 結論
おわりに 現実性こそ神である
1 アンセルムス体験
2 思考と存在と現実性
3 三者関係と現実性
4 現実性という神
初出情報
【2019年8月8日に目次・構成を修正】
【2019年9月16日に目次タイトルを修正】
【2019年10月25日に目次・構成を修正】
参照