2020 ◆ エフェクチュエーションの5原則と知的資産マネジメント ◆
◆ エフェクチュエーションの5原則と知的資産マネジメント ◆
【講演者】
<プレゼンター>
<モデレーター>
<パネラー>
【概 要】経営学者であるサラス・サラシバシー氏が2008年に提唱した意思決定理論「エフェクチュエーション」。優れた起業家が実践している思考様式を初めて体系的に説明した概念として注目を集めています。
本セッションでは、サラシバシー氏のエフェクチュエーション理論の共同翻訳者である吉田満梨立命館大学准教授に、エフェクチュエーション理論を概説いただきます。また、自ら地域課題を解決してきた経験に根差し、米国流の経営理論と「日本」の「地域」との差分を埋める起業論の研究、社会起業家の育成を行っている須藤順高知大学准教授から、日本における起業家の特性や起業家育成の実態、そして、事業機会創造型の起業家育成の必要性について実態に即したお話を頂きます。
これら2人の講演者のお話を踏まえ、エフェクチュエーション理論が説明する起業家の5つの行動原則に対し、無形資産の専門職は何をなすべきか、なしうるか、塩澤一洋成蹊大学法学部教授、中島淳元弁理士会会長、㈱知財ソリューション代表取締役・弁理士遠山勉他、分科会研究員を交えたパネルディスカッションを行います。
【略 歴】
2009年 神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了、首都大学東京都市教養学部経営学系助教を経て、2010年より現職。専門は、マーケティング論で、特に新しい製品市場の形成プロセスに関心を持つ。主要著書に、『ビジネス三國志』(共著、プレジデント社)、『マーケティング・リフレーミング』(共著、有斐閣)、『デジタルワークシフト』(産学社)、訳書に『エフェクチュエーション:市場創造の実効理論』(碩学舎)など
博士(経営経済学)、社会福祉士、LEGO®SERIOUS PLAY®メソッドと教材活用トレーニング修了認定ファシリテータ。医療ソーシャルワーカーとして勤務後、中間支援機関スタッフとして、コミュニティビジネス/ソーシャルビジネス、まちづくり/コミュニティデザイン支援に従事。(独)中小企業基盤整備機構リサーチャー(農商工連携政策及び中小企業人材育成等を担当)を経て、現職。研究領域は、社会的企業/社会起業家、起業家育成、コミュニティデザイン、ソーシャルビジネス。各地の自治体や企業と連携し、セルフアウェアネスに焦点を当てた事業機会創造型の起業家・イノベーター育成の実践と研究を進めている。2018年2月中小企業庁・創業機運醸成賞受賞(「マイプロジェクト手法を活用した学生向けの起業・新規事業開発支援」)、消費者庁新未来創造戦略本部国際消費者政策研究センター客員主任研究官(2019-)、中小機構人材支援アドバイザー(2014-)等。
塩澤一洋 成蹊大学法学部教授 / 慶應義塾大学総合政策部、多摩美術大学美術学部情報デザイン学科、政策研究大学院大学、各非常勤講師 / 写真家。 慶應義塾大学経済学部卒、法学部卒、同大学院を経て2000年成蹊大学法学部に着任し、2008年から現職。民法、著作権法、法学教育方法論、ITの法学教育利用法が専門。
押久保政彦 押久保政彦国際商標特許事務所:弁理士、