IOTA
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IOTAの特徴
スケーリング・マイニングコスト・トランザクションの承認の遅さを解決しつつ, データの保存と交換に主軸を置いたDLT.
DAG(有向非巡回グラフ)に手を加えたTanlgeというBlockchainとはまた違った分散型台帳技術を採用している.
Tangleでは自分より前に存在するトランザクションを承認することが必須ルールで, 追加のルールがまた別にある.
数の数え方は平衡三進数を採用している. → 二進数よりもネイピア数に近いため大きな数を表すのに小さなリソースで表現できるため.
パーミッションレスで非中央集権的で自己制御型P2Pネットワークが目標.
理論上はハイスケーラブル → Tangle使ってるので.
トランザクションの手数料は0 → マイナーを設定していないため.
低リソース要件 → IoTでの利用を目的にしているため.
安全にデータとトークンを転送できる → 暗号化技術を採用しているため.
量子コンピューター耐性がある → Winternitz One Time Signature ( #Winternitz-ots )を採用しているため. システム中にチューリング完全言語を有していない. → 小さなデータ(IoTから発せられるデータ)の保存・交換に特化している. そういう仕組みにした.
取引手数料が発生しない理由は, IOTAではビットコインのように取引の承認者である特定の採掘者グループが存在せず, 利用者一人一人が取引の承認者であることに起因しているためである. Reference: ブロックチェーンの先へ、DAGが実現する未来 IOTAを使ってできること
イミュータブルなデータの保存が可能.
標準化されたデータと価値の転送ができる.
新たなビジネスモデルを展開できる.
スマートモビリティ(相乗りシステム・P2PのEV支払い・自動車のウォレットツール)
スマートエナジー(ソーラパネル発電のモニタリングや電力売買・建物間の電力売買・バランスのとれた送電網の動機付け)
e-Health
スマートサプライチェーン
スマートファクトリー
スマートシティ(環境モニタリング・交通コントロール・効用の最適化)
etc(リアルタイムによるデータのモニタリングや売買・サービスマーケットプレイス)
IOTAとBitcoinの違い
table:IOTAとBitcoinの違い
項目 IOTA Bitcoin
目的 小さなデータの保存・交換 金融取引の記録を提供する
DLT DAGに工夫を加えたTangle Blockchain
電子署名 Winternitz OTS ECDSA署名
数の数え方 平衡三進数 二進数
秘密鍵の元の桁数 27^81 := 8.72*10^115 2^256 := 1.16*10^77
暗号学的ハッシュ関数 Curl-P→Keccak→Troika sha-256
スクリプト トークンの総和と電子著名の確認のみ チューリング不完全な専用のスクリプト
トークンの発行 はじめに全てを発行 徐々に発行
コンセンサスアルゴリズム コーディネーターからの承認(*1) PoWによるマイニング
取引手数料 無料 少々有り(変動する)
スケーリング方法 ファーストレイヤーでスケールさせる いろいろ(*2)
インセンティブ 投資/応援/協力 マイニングによる報酬
残高管理方法 UTXO UTXO
思想 インダストリー4.0, IoT&M2MでDLTを使う リバタリアニズム, サイファーパンク
その他 トークン無くてもトランザクション発行可能
(*1)IOTAのコンセンサスアルゴリズム
2019年1月現在はコーディネーターからの承認を得たバンドル(input, 署名, output, 残高の4種類を併せたトランザクション)がネットワークから受け入れられる
その後か並行して、MCMCと累積荷重と重み付けされたランダムウォーカーとパラメーターαによるcomfirmationの信頼度を参照する
(*2)ビットコインのスケーリング方法
コンセンサスアルゴリズムを速くする(1ブロック生成にわざと10分かけてる)
ブロックに含まれるトランザクションを増やす(Block weightが4MB以下/segwit導入により)
オフチェーン(Lightning networkなど)
シャーディング
サイドチェーン
IOTAのGoal
分散型台帳技術を使ったオープンIOTの世界標準になること.
信頼できるデータを発信するデバイスを用意し, そのデータの様式も定め, 様式の定まったデータを暗号化して, 改竄されることなく保存しておけるパーミッションレスなDBがオープンソースで世界中に転がっていること.
そうすることによりデータの民主化を行いつつ, 産業革命4.0を推進すること.
確率論・グラフ理論・ゲーム理論・電子署名(Winternitz-OTS)・独自ハッシュ関数(Troika)・独自プロセッサ・トラストレス・パーミッションレス ・オープンソース・非中央集権・安全性の全てをなるだけ満たすこと. https://cdn.discordapp.com/attachments/523048104144928768/538302864657743902/Screenshot-2017-10-27-at-16.png
将来のIoTを推進するために開発されており、パーミッションレス経済の中で迅速かつ無駄のないマイクロトランザクションを可能にします。このテクノロジは、現在、デジタルヘルスケア、モビリティ、グローバルな貿易とサプライチェーン、エネルギー、スマートシティとテレコミュニケーション、メディアとテクノロジなど、さまざまな業界で展開されています。
開発ロードマップ