デジタルファブリケーション
デジタルファブリケーションとは、デジタルデータをもとに創造物を制作する技術のことである。3Dスキャナーや3D CADなどの測定機械により、自分のアイデアや個人の身体データ等をデジタルデータ化した上で、そのようなデジタルデータを3Dプリンターやレーザーカッターなどのデジタル工作機械で読み込んで造形する
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出典:総務省 平成28年版情報通信白書 第1部 特集 IoT・ビッグデータ・AI~ネットワークとデータが創造する新たな価値~
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nc141330.html
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3Dプリンタやレーザーカッター(デジタルファブリケーション機材)を使用することで、「自分だけのものづくり」を実現することができます。例えば家の中の壊れた家具を修理したり、自分の文房具に合わせたペン立てをつくったりすることができます。(もちろんこれだけではありません…!)
Raspberri Piなどのマイコンボードを使って作った作品は剥き出しのままだと、ほこりや水滴などを防げず配線がショートするといった危険があり、使い続けるのは難しいです。デジタルファブリケーションでぴったりのケース(筐体)を作れば、日常生活で使いやすく、長く使い続けることができます。
メイカーズムーブメント
2010年に「MAKERS―21世紀の産業革命が始まる」という書籍で、著者のクリス・アンダーソンがメイカーズムーブメントという言葉を提唱しました。これはデジタルファブリケーションによって、個人のものづくりが産業界に革命をおこす潮流のことです。それまで製造業に携わるメーカーでしか作れなかったものづくりが、デジタルファブリケーション機器やマイコンボード、ソフトウェアなどが簡単に個人で使えるようになったため、個人(メイカー)でのものづくりでも製品開発ができるようになりました。製造業の民主化とも言われています。
レーザーカッターでオリジナルの箱をつくる
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レーザーカッターを使用すると、木材やアクリル板などの素材をカットしたり彫刻をすることができます。レーザーカッターを使用すれば入れたいものにぴったり合わせた箱をつくることができます。
Adobe Illustratorなどのデザインソフトでもデザインできますが、レーザーカッターでカットできる箱のデータを生成できるWebサイトがいくつかあります。
https://boxdesigner.connectionlab.org/
https://ja.makercase.com/#/
どちらのWebサイトでも素材の厚みと箱の大きさを入力するとカット用の展開図を作成してくれます。
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