プルリクエストによってマージする
プルリクエストとは
「このブランチの変更をあのブランチにマージしてください!」というリクエストをする機能です。 Gitホスティングサービスによっては マージリクエストと呼ばれることがありますが、どのサービスでも標準で用意されています。略称は「プルリク」です。
プルリクエストはマージする前の最後の確認ができるタイミングでもあります。一般に企業ではこのタイミングでコードレビューというものを行い、コードの正確さや正当さを評価します。自動的にコードをチェックすることもできます (CI・継続的インテグレーション)。また安全にマージできるかどうかも自動で判断され、問題があったとき (コンフリクトが発生したとき) はそれを是正するように促します。
プルリクエストを発行する
1. プルリクエストメニューに遷移する
画面上部の「Pull requests」をクリックしてプルリクエストメニューに遷移します。その後、画面右の「New pull request」をクリックします。
https://gyazo.com/acef11c8316447e7317d3f409fea9557
2. プルリクエストを発行する比較対象のブランチを決める
ブランチ選択は 「base: main」<-「compare: ${ブランチ名}」とします。しっかりと自分で作成したブランチを選択しましょう。
画面中央に表示されているのは差分です。緑色は追加された行、赤色は削除された行を示します。
自身の自己紹介の部分が差分として表示されれば問題ありません。
確認ができたら「Create pull request」をクリックしてブランチの選択を確定します。
https://gyazo.com/d441e28800eba0e13cb179c77e4ec8b8[]
3. プルリクエストを発行する
比較対象のブランチを決めると、プルリクエストの発行画面に遷移します。タイトルは作業した内容を簡潔に書くと良いでしょう。説明欄にはタイトルを補足する内容を記述します。GitHub特有の機能ですが Close #${issue番号} と説明欄に入力しておくとマージされた時に自動的に issue が閉じられ (不要なissueに更新) ます。
内容を確認して「Create pull request」をクリックしてマージリクエストを発行します。
https://gyazo.com/8b26d0539fb5da3061925108b94bcd41
4. プルリクエストの発行を確認する
以下のような画面に遷移します。
https://gyazo.com/16f6818862ab23083f1af08097bbc1d1
プルリクエストをマージする
一般にはマージリクエストを出した人以外の人がマージリクエストを承認しマージしますが、今回は自分でマージします。
1. マージする
「Merge pull request」をクリック後「Confirm merge」をクリックしマージします。
https://gyazo.com/16f6818862ab23083f1af08097bbc1d1
2. マージを確認しブランチを削除する
マージされると下図のように変化します。特に理由がなければマージしたブランチを削除します。ここで消すのはリモートリポジトリのブランチです。ローカルリポジトリのブランチが消えるわけではありません。
ブランチを消すには「Delete branch」をクリックします。
https://gyazo.com/cfdf269d89a843ae8729e94b6547f4b9
3. ブランチが削除されたことを確認する
「Delete branch」が「Restore branch」に変化していれば削除が成功しています。
https://gyazo.com/de62e287b3d10407e0d5e0d3e1cd553b
次の記事ではリモートリポジトリで「マージした」という変更履歴をローカルリポジトリに同期します。これで Git の基本的な操作をマスターしたことになります。