Git操作の基本的な流れ
Git操作の前にGit操作の基本的な流れを説明します。各操作の詳細は実際に操作するときにお話します。まずはどのような手順を踏むかを覚えるようにしましょう。
下図はGitの操作手順です。この中で特に覚えてほしいのが「add -> commit -> push」の流れです。ここを覚えればこの記事は理解したも同然です。実際にどのようなことをするかは後で説明しますから、とりあえず頭に入れてください。add して commit して push です。
https://gyazo.com/33eb54f1dd43f22219bfc602a433ec2c
さて、説明していなかった部分も説明します。
「init」は Git で管理するワークスペースであるリポジトリを作成する操作です。リポジトリについては init の説明で詳しくお話します。
「clone」は Gitホスティングサービスで管理されているリポジトリ (リモートリポジトリ) をPCにダウンロードし、PCに保存されたリポジトリ (ローカルリポジトリ) とリモートリポジトリを紐付けてくれます。
Git と Gitホスティングサービスの境界
Gitとは何かで Git と Gitホスティングサービスの違いを説明しました。では両者の領域はどこにあるのでしょうか? 先程の図に境界を追加しました。「init」「add」「commit」が Git の領域です。「clone」「push」は両方の領域、つまり Git と Gitホスティングサービスを結び付ける役割を果たしています。図にはありませんが「pull」「fetch」も同じ役割を持ちます。
https://gyazo.com/ab4ef12198fabc8432d23c4fa04b3455
それでは Git操作を始めよう!
いよいよ Git操作をやってみましょう。ますは前節で説明した 「Git の領域」の操作から始めていきます。2020年現在では Gitホスティングサービスと連携することが当たり前(だから add -> commit -> push が一連の操作であるという説明をしました)となっていますが、ここは焦らず Git だけで完結する操作をとりあえずマスターしましょう!
作業を始めるには作業スペースを作らないといけません。init とリポジトリについて学んでいきましょう。