議論してますか?
議論と見せかけたただの確認がよくある。それは危険ですsawachin.icon 参考文献
議論とは(仕事の場においては)
一人一人が、意見ではなくその理由をしっかり考える
全員が、理由を開示する
全ての理由を踏まえた最善案を生み出して、
全員で合意する
とtsawada.iconは考えて動いている。
ちゃんとした話は、wikipediaにしっかりめに書いてある
「議論」は深い思考には欠かせない
そもそも「深く思考された」とは何か
自分の意見,考えの論拠を「事実(観測したもの, 普遍的な法則/事象)」と「因果関係」で説明できる状態
「深くない」の例の方が出しやすい
「この仕事やらなくて良い。そんな気がする」
「上司が言った通りに仕事をやった」
「あの後輩はいつも言い訳ばかりだ」
「今日は筋トレやろう」
自分が自分のために、やることであれば深い思考はいらない。
自分が自分を納得させるためならば、深い思考はいらない。
他人に対して説明をするときに深い思考が必要となる
Aさんがその意見を持つ/アクションをする。Bさんとは違う。なぜだろう?AさんとBさんは何が違うんだろうか?
違いを把握し、Bさんに説明することで、「確かにその通りだ」とAさんの意見に納得する
Aさんがやるべきと思っている仕事α、Bさんはやるべき理由が分からない。他にやりたいことがある中、仕事αを優先するべき理由が分からず、他の仕事を優先してしまう
Aさんがやるべきと思う理由をBさんに説明をしよう。
「説明したつもり」にならないようにする。
「伝える」と「伝わる」は違う。
「Bさんが仕事αを優先してくれた」は「確実に伝わった」と判断できる
「伝わったと確実に判断できる」ようにすると仕事が変わる
「伝わることで何が変わるか」を見る
アクションをしてくれるようになる
自分の言葉で説明してくれるように
思考のためにセルフディスカッションをしましょう
深い思考は大変良い
深く思考することで以下ができるようになる
「未来予測(シミュレーション)」
「迅速なイレギュラー対応」
つまり「想像力」が養われるようになる
「Aしてもいいですか?」「いいですよ」
「〜〜〜という理由を持ってAをしようと思います。異論があればください」「(シーン)」
何気ない仕事のワンシーンを「議論(より有意義な会話)」に変える方法
インタビューする。質問する
意図, きっかけ, 論拠。質問を通して確認しよう
普段の会話は「お笑い」のように「テンポが良いこと」を求めがち。
対話においては「一人が長く話す(自分語りっぽいやつ)」は忌避される
普段の会話、人数が多い場では「できるだけ短く伝えないと!」と思いやすい。人間傾向がある
具体事象をきく
脳は怠惰なので、「具体事象を思い出して話す」よりも「印象を話す」方が楽 具体例は話を長くしがちなので、多くの会話では省略されがち
しかし、「伝えてくれた表現」が相手の間違った事実認識/解釈を元にしていることも多い
例:文系がエンジニアになるのは難しい
レビューもらうときに気をつけること
質問しない。自分の考えた筋道を確認してもらう。
意見をもらったら『実は大事な背景情報』を合わせて、その場で確認する
「論拠の想像がつくこと」=「その視点を獲得した」と言って良い
CEOが「Yes」というとき、さまざまな論拠が推測される
「中期経営計画(これから三年の事業計画)にマイナス面での大きな影響ないからYes」
「社内、いい状態のチームとそうじゃないチームがある。今回の取り組みはいい状態のチームが動くものなので士気への影響少ないだろうからYes」
「こんなに多額の投資。事業推進上はリスク大きすぎるけど……担当者のAが『大きな案件を経験する』という経験値によるリターンが大きい。Aは10年は会社に残ってくれるだろう人間なのでリスク大きいけどYes」
ただしCEOのような経営陣(他CxO, 取締役も含む)だと論拠が一つとは限らない
具体を聞いたら答えてくれないことがある
論拠がいくつもあって、絡み合っていて……説明をし出すと1時間かかったりする。
論拠の中には「なぜその論拠を意識するようになったか?」「なぜその論拠は大事にする必要があるのか」を説明するには、同じ体験をしていないと厳しいものがある
具体を1,2個だけ答えると「それが全て」と思われてしまうことを恐れている
他の論拠の存在を意識しないで進む可能性が高い
意識しないで、見えないところで爆走した結果「取り返しがつかない惨事」が起きることも多い
そもそも経営は「バランスをとりながら少しずつ前に進める」もの
バランス。大事。
全ての施策には副作用がある。
副作用には気付きづらい。自分のよく意識する範囲外で起きたりする
例:セールスが売り上げを凄まじいスピードで挙げた結果、運用部署の負荷が想定外に上昇。新規採用/教育が間に合わず既存メンバーが疲弊。ベテランから退職し組織内部がボロボロに
副作用も把握した上で、「施策」のやるやらを決めていく
今やる施策
後でやる施策
絶対取らない施策
副作用に気づくためには「広い視野(いろんな立場、時間軸でものを考える力)」が欠かせない
意識しないとつかない
多くは「広い視野を持たないとうまくいかない仕事」を経験することで身につく
だから経営者/マネージャーに「大抜擢(役職に対して力が足りていなくても……一度任命してみる)」されることが多い