翻訳
ここでいう翻訳は「そのままでは伝わらない話を、変換し、意味ある形で相手に伝える」ことを指している
言語の翻訳とは違う
翻訳は独立した、大事な能力
「その領域に精通している」≠「相手にその領域を教えられる」
専門家は必ずしも、翻訳は得意じゃない。
どの教科でも「全く未知のものを勉強する」のは辛い。
ITの言葉でITを説明されたり、
英語で英語の単語の説明が書かれていたり。
これは初心者には無理です。
だから、「すでに知っていること」と「知らないこと」の橋渡しが必要
橋渡しができないと、未知は未知のまま。
「わからないことだらけだけど、頑張って突き進めます」というのは特殊能力
分業じゃないから。
事業/組織で別れて動くんだったら翻訳能力は低くていい。
分かれたチームごとに目標を決めて、それだけ達成すればよかったり。
コラボレーションするのであれば、翻訳(=相手に本意が伝わること)は欠かせない。
特に、抽象度の高い領域。
具体的なところ(コード・仕様書・デザイン)であれば、「見えるもの」を細かいステップで共有できる
抽象的なところ(経営方針・価値観・考え方)は、共有が難しい
言葉・絵以外ではほぼ不可能。
共有ができないと「全体を5個に分けたものを、5人の別々の分野の専門家が、別々で考える」ことに。
全体最適には程遠い。
翻訳無くして、「新しい人を募集する」も難しい。
「翻訳がない」≒「オンボーディングコストが高い」
スポーツでも勉強でも、「少しできるようになった」を感じるまでは面白くない。
感じたら、勝手に進めてくれる。
感じるまでが長いと辞めちゃう。
いかに…面白いところまで本人の根性なしでも進めるか?が大事
翻訳は「本質を考える」上でとても大事
本質とは「変わらないもの」
「変わらないもの」=「いろんなものに共通するモノ・コト」
翻訳するためには、AとBの間にある類似性・共通要素を常に想像する必要が生まれる。
その中で、すごく離れていると思った分野同士の関係性に気づく。
繰り返していく中で、「七つの習慣」のようなどんな人が読んでも、いつ読んでも学びでいっぱいの考え方が生まれる
さわちん・トーク初め「tsawada.iconの説明」は基本的に翻訳。
何かの内容をそのまま話すことはない
tsawada.iconが情報収集するときに感じたことを軸に、話す順序・内容を変えている
「あーなるほど!」と思ったところは強めに話すし
「なんでだろう?」と思ったところは、疑問解消した上で、「聞きやすい内容・順序」に変換する
大事にしているのは「専門用語をなくす」こと
正確には「専門用語」ではない。
相手が聞き馴染みがない表現は使わない
相手が慣れていない考え方は使わない
「tsawada.iconが伝えたいこと」以外に思考リソースが取られないようにする
知らない言葉があると、そこで「なにこれ?」と思考が取られる
慣れていない表現だと、「コミッ…ト…が必要とさ…れる…プロ…ジェクト…におい…ては…」と咀嚼に時間がかかる
伝えたいことを脳にインプットするのに時間がかかる
引っかからないでいい内容に、引っかからないでいいように伝える