未経験からエンジニアを目指す人にとって必ず役立つ6冊の書籍
「ただプログラミング言語の書き方を知っている」というだけでは、基本的なコードは書けても、多くの人に使われるようなサービスやソフトウェアの開発はできません。
この書籍には、プログラミングを通してソフトウエアを作る際の考え方など、仕事としてのよりよい開発を進めていくための慣習や哲学的な知識が詰まっています。未経験からITエンジニアになった人や目指している人には、かなり役立つと思います。 コンピュータアーキテクチャについて、定番の入門書です。「コンピュータ」とは一体何者なのか、コンピュータの初歩から現代までの歴史、どうやって動いているのか、どうやって作ればよいのかが理解できるようになるかと思います。 「そんなこと学生時代に勉強したぜ、常識だぜ」って人にはもちろん必要ないです。ただ、異業種からエンジニアを目指したい人や学生さんの中には、「プログラミング言語については勉強したけど、ハードウエアやコンピュータ科学などについては全然勉強したことない」って人も多いですよね。そういう人たちも、いずれはこういう書籍を使って体系的に学んでおいたほうがよいと思います。 上下巻ありますが、Kindleでは上下合本が出ていて安くなっているので、紙じゃなくていい人はそちらのほうがいいですね。
ソフトウェアエンジニアで、30代前半でセミリタイアに成功したジョン・メソンズ氏の著書です。
この書籍には、エンジニアの生き方について包括的に書かれています。技術力の向上方法や仕事のやり方はもちろん、給料交渉の仕方、フリーランスへの手引き、健康や恋愛、家族などについてまでも言及さえれています。 現役エンジニア、もしくはエンジニアを目指している人なら、生き方の指南書(と言うと大げさですが…)として一度は読んで損はないと思います。転職やキャリアに関する話もたくさんあるので、転職したい人にも参考になるはず。
Googleのマネージャーたちが、エンジニアがチームで働く上での方法論を書いた書籍です。って言うと難しそうですが、読みやすいです。 「君は君の書いたコードではない」は何度でも声に出して言いたい名言。レビューをする側もされる側も、理解しておくべき大事なことですね…。(こういう「エンジニアがチームでうまくやっていくためのコツ」が、例をもとに解説されています) 「PMBOK」と呼ばれるプロジェクトマネジメントの教科書的な書籍です。開発プロジェクトの進め方や、プロジェクト管理、ステークホルダーについてなどなど、プロジェクトマネジメントに必要な要素を網羅して解説されています。 もちろん、すべてのプロジェクトがこの本に書いてあることに当てはまるわけではありません。ただ、PMやエンジニアにとっての共通言語の勉強にはなるので、扱うプロダクトや開発スタイル、マネジメントする側/される側にかかわらず、役に立つ書籍だと思います。