オンボーディングの作り方
「正社員採用を増やして組織拡大する人」向けのPage
オンボーディングで重要なのは
ではない
必要なスキルを身につけること
業務にすぐに慣れてもらうこと
こう
正社員オンボーディングで狙うべきは
「正社員ならではの価値発揮」の期間と質を上げてもらうこと
在籍期間は長い方が良い
チーム内で補い合いが自発的に行われた方が良い
その社員自身が価値発揮できなくても良い
その社員がいることで周囲の士気が上がれば良い
業務能力0でもメンバーの自主性を促せる人は良いマネージャー
即戦力を求めるのは二の次にしましょう
採用拡大し始めたならなおのこと。
今追いついてもらうよりも、状況の変化に合わせて柔軟に学び対応いただく方が望ましいはず
期待値調整が重要です
「最初はできないよね」とみんな思っていれば
急いで学ぼうとして疲弊することもない
出てきた成果を見てガッカリすることもない
「この方は**を担う人なんだ」と合意できていれば
やりたくない依頼が飛んできてイラっとすることもない
「ここまでやるべきだろ。気が利かねえな」と失望することもない
チームに馴染めば、育成はなんとかなる
組織で成果出せるか?は技術力で決まらない
会社ルールを素早くキャッチアップし、
曖昧な事項があれば、キーマンにさっさと相談して決定し、
今のチームで必要なスキルは先輩の成果や、先輩との普段の対話で身につける
馴染む上で最低限のスキルだけつけよう
「このレベルの人育てるのは嫌だわ」というレベルは避ける
採用中にスクリーニングすべき
スクリーニングできてなくても「ここまでみにつけないといけない」と新メンバーが感じてないといけない
危機感は持ってもらう
危機感があればなんとかなる
教材渡せば学ぶだろうし、
その部分ができてなかったら、周囲とのコミュニケーションで謙虚になる
謙虚な新メンバーに対してなら、既存メンバーも優しく教えてくれる可能性が高い
つまり
わからないことをわからないと新メンバーが正直に、早めに言える関係性をつくる
新メンバーもベテランも建設的に意見を言い合える関係性を作る
邪推しない
勝手に期待して勝手に失望しない
期待値調整のためにこんなことをやることが多いですsawachin.icon
採用プロセスで
候補者にチーム状況を赤裸々に伝えておく
候補者のキャリアプラン/当社に期待することをヒアリングしておく
候補者に入社後に期待したい動きを伝え、覚悟いただく
チームメンバーに事業/組織状況を伝え「採用しないといけない」「採用した人を大事にしないといけない」と理解してもらう
チームメンバーに「チームで働く人に期待すること」をもらった上で採用要件を合意すること
(この条件できた人に対しては、フォロワーシップを絶やさないとかくごしてもらう)
チームメンバーに採用市場をしっかり伝え「このレベルの方をこの金額でないと採用ができない」と理解いただき、採用要件を下げることに合意してもらう
オンボーディングで
チームビルディングの場を早めに開き「パーソナリティをお互いに知っている」とメンバー全員が認識した状態にする
みんなが知ってると「チームとしてどう動くか」の話ができるので、できるだけ「チーム」で共有すべき
「仕事を一緒にやる誰か」から「困っていたら助けてあげたい。時間があったら少し雑談したい友人」へと認識を引き上げる
このために「新メンバーの紹介」をマネージャーからした上で、みんなが少し踏み込んだ質問をするスタイルにしてる
メンバーとの1on1(できればランチ、ディナー)を通して、「それぞれが裏で何を思っているか」を聞き、裏表の無さやみんなが集まる場での発言背景を知る
早々にスキルと仕事の進め方とコミュニケーションスタイルの認識合わせをする
面接では見切れない。諦めてる部分
けど一番大事
人のストレスのほぼ100%が「他人との関わり」で生まれるので、最初に扱うべし
しばらく経つと「でもあの人ああいう人だから」と言い出せなくなる
最初に「この人との関わり苦手だな」と思うと関わりが浅くなり、コミュニケーションが減り、その間に他の人が緩衝材として入ることになり、疲弊する
個人タスクじゃなくてペアプログラミング、ペアワークをする
協働スタイルを知るために
早めに振り返りをする
チームとズレてる場合は「じゃあ新メンバーが入った上で、どういうルール/スタイルにしようか」と話し合い、決める
アンチパターンがいくつかありますsawachin.icon
ドキュメントをたくさん準備すること
サポート工数を下げようとして、やっちゃうやつ
「これに従え」というふうに見えるので、新メンバーの主体性が損なわれることが多いです
会議を少なくすること
増やしましょう
「どうコミュニケーションするとよいのか」がわかるまで新メンバー不安です
チャットや議事録にあることから読み取ろうとします
優しいコミュニケーションがドキュメントに残ってないと、チーム文化が誤解されます
ドキュメントはすべて「人と人の対話がテキストになったもの」なので、まず対話ありきにした方が良いです
振り返りが少ないこと
増やしましょう
「やってみて、感じたら、言える」を実現してください
振り返りがあることで「不完全でもやってみよう」「失敗しても、相手を怒らせても、改善すればOK」と思ってチャレンジが増えます