非定型業務(企画・研究・分析)の振り返り
プロジェクトとまでいかないサイズの定型業務ではないタスクの振り返り方法についてまとめますsawachin.icon
なぜ振り返るのか
1. 類似業務を効率的に進めるため
省力化・スキルアップ
流用/転用
型化
2. 非定型業務の効率的な進め方を見出すため(ポータブルスキルの向上)
以下が出来たか?という点で振り返り、改善する
不確実性(失敗リスク)を抑える
自分と関係者が最適なアクションを取り続けられるようマネジメントする
以下の順序で振り返ることがおすすめですsawachin.icon
1. どのポイント(目的)で振り返るか?を決める
「どこまでが自分の責務なのか」の整理は振り返り前に行いましょうsawachin.icon
理想は「経営目線で全ての事象を振り返る」こと。問題点を全て自責思考で整理できたら完璧
でも自分が普段見ている範囲よりも2段以上広いと無限に時間が溶ける。
「どれほどのスピードで改善されないといけないのか?」も意識しましょうsawachin.icon
ゆっくりで良いならば棍詰めて分析→改善をしなくて良い
2. ポイントに合わせて振り返りを行う
正しい改善は正しい「認知→解釈→改善」の上にあります。
「認知→解釈」には知識と思考力が必要なので、「もっと成長したい」「ダメダメだった分、しっかり次に繋げたい」場合は、「認知(≒事実)→解釈→改善」というプロセスをしっかり可視化し、有識者にも見てもらいましょうsawachin.icon
ポイント
類似業務を効率的に進めるためのPDCAの考え方
省力化・スキルアップ
可視化。行ったアクション + かかった工数を可視化する
目的,成果物の再確認。今回のタスクで生まれた「有用な成果物」を洗い出し
取捨選択。今回の有用な成果物に対しては不要だったアクションを見つける
効率化。残った「必要アクション」において、「かかった時間」「自分の練度」を定義し、優先改善アクションを見つける
改善。優先改善アクションにおいて、自己研鑽や自動化といった改善施策を企画し、実行する。
流用/転用
例示。今回の資産(成果物・途中の考察・学び/気付き)が流用/転用できるシーンを洗い出す
抽象化。複数現れた流用/転用できるシーンを必要十分な表現に言語化する
施策化。想定シーンにおいて漏れなく流用/転用されるように事前準備をする
型化
例示。今回の非定型業務と一緒にまとめることができる類似業務を洗い出す
論点の整理。まとめた業務において、失敗/成功のポイントを洗い出し、成果や納期に影響する重要論点/分岐を洗い出す
パターン化。重要論点/分岐で失敗にならないような想像できる限り最善のフローを作る
非定型業務を効率的に進めるためのポイント
不確実性(失敗リスク)を抑える
インプット。リスクが想像できるよう類似の事例を把握する
リスク想像。失敗となってしまうケースを洗い出す
リスク評価。リスクごとに「発生確率」「発生時の損失の大きさ」「予防/対策にかかる工数」を想定し、「1.必ず防ぐべき」「2.できれば防ぐべき」「3.放置で良い」と分類する
対策。「1. 必ず防ぐべき」「2. できれば防ぐべき」について、予防/対策方法を考案し、計画→実行する。
自分と関係者が最適なアクションを取り続けられるようマネジメントする
0. そもそも最適な動きが見えているか?わかっているか?
最速で最適な動きが見えるように、整理する(参考:仕事を依頼されたときのチェックリスト)
1. 今、最適な動きが出来ていないことに気づけているか?
気付くためにも、細かに振り返ろう。タスク管理をしてまずリスト化しよう
2. 気付けた上で、正しい方向に戻すための動き出しができるか?
3. 動き出しをした上で、「正しいアクション」を実行できるか?
4. 最後までやり切れるか?
5. 再発しないように癖づけできるか?