ナレッジワーカーの基本習慣「経験学習」
目次
正解はやってみて初めてわかる
あらゆる考えは仮説で抽象的。そのまま参照するには危うい
経験がナレッジワークの根幹です
振り返りを徹底すると良いことだらけです
感情を蔑ろにしない
経験学習(=振り返り)を徹底するための仕組みを用意する
ナレッジワーカーの基本習慣「経験学習」
正解はやってみて初めてわかる
「これがあっていたか?」は後からしかわからないから、事前に効率化を意識しすぎてはいけない
やってみるまで不安で当たり前
初めてのことをやるんだから
臨機応変な対応が重要な難しいことをやるんだから
あらゆる考えは仮説で抽象的。そのまま参照するには危うい
普遍の原理原則はない。
ほぼ全て「経験から導き出した法則で、反例がない」だけ ずっと正しいと思われていた天動説も地動説で覆った
時の流れは一定だと思っていたら、相対性理論で覆った
特にビジネスだと顕著
大体、言語化が甘い
「自分の経験+α」で本・記事を書いているので、反例に遭遇していない
例:ロジカルシンキング本
コンサルやMBAばかりが書いているので、「誰でも理解できる文章」になっていない
わかりやすいのには理由がある
枝葉を削っているから、イレギュラーを無視するから、わかりやすい
「**らしいよ」をそのまま信じると痛い目を見る
現実世界では、いろんな要素が絡み合っていて、想定外の動きをする
経験がナレッジワークの根幹です
思考力の要素として「経験」は超重要
経験からくる感覚(=メンタルモデル)を用いて、考えている
人は身体感覚で論理的思考をしているという説
「数学は身体を使って進化してきた」「身体・心を用いて数学をしている」という数学者のお話
空間図形の問題に限らず、空間把握能力が数学力に影響するという研究結果
sawachin.iconはずっと考えてきてこんな結論を持っている
人間は、五感を通じて体得してきた感覚(=メンタルモデル)を用いて、思考をしている
学校・受験では、「メンタルモデルを拡張する訓練」をしている
数学はまさにそう
現実世界の物で、割り算/足し算といった計算手法の感覚を得て、
最初はピザの切り分けとかでメンタルモデルを得る
何度も計算する中で、感覚だけが残り、他のシーンでも使えるようになる
2 + 5、 24 ÷ 3、と数字だけで扱えるようになる
この感覚が論理
この感覚を積み重ねていった先にあるのが、大学数学
全く現実世界にはない話を扱う
つまり
「全く経験がない領域」で「他での経験(感覚)から類推できない」場合は、考えることができない
経験と思考の両方を用いて、感覚(メンタルモデル)を身につけていくのが重要
決断の拠り所になります
本よりも「自分の体験」の方が信じられる
すごい人たちが皆「メモを書け」と言っていても、メモを書く習慣はつかないでしょう
「メモを書いてたので、九死に一生を得た」ならば、メモを書くようになる
辛いときの心の支えになる
最後までやり切る上で欲しいのは「ピンチでも、今までなんとかしてきた」という経験
振り返りを徹底すると良いことだらけです
アクションの量も幅も増える
なんでも次に活きるようになるので、本質的に無駄がなくなる
コスパ/タイパがいい意味で気にならなくなる
チャレンジしやすくなる
失敗する流れを知って成功確率をあげただけ
失敗が失敗じゃなくなる。
「悲観的に計画し、楽観的に行動」ができるようになる
不安への対処法を知るから
不安が解消されていく、不安が杞憂と気付く、に気付く。
穏やかに接することができるようになる
自分の行動と感情を客観視する
「自分はこんなときに怒りやすい」と見えれば、対策が打てる
すくすく成長する
「アクションとそこから生まれた感情」で自己理解が進む
自分に合ったやり方を模索できるようになり、習慣と環境を組み合わせて、無理せず高いパフォーマンスが出せるようになる
思考力が上がる
「仮説作って、経験学習」するので仮説検証を繰り返すことになる
自分の直感/物事の理解を都度アップデートすることになる
徹底すること
感情を蔑ろにしないこと
振り返りをするときに「感情」って振り返ってますか?
経験学習(=振り返り)を徹底するための仕組みを用意すること
ほとんどの人は、振り返りをしません
sawachin.iconのやり方
ちゃんと「振り返りの仕方」をまとめたことがないことに気づきました
急ピッチで作ってみました
「いつ」「なんのために」やるか
いつ?
一段落したら
人に渡す、人と話す、人を巻き込む
価値を生んだ、マイルストーンに辿り着いた、タスクが完了した
気持ちが浮かんだら
イライラ、不安、モヤモヤ、なんで?
一定期間経ったら
1ポモドーロ(30分)、1時間、半日、1日、1週、1ヶ月
予定があって中断しないといけない
なんのために?
1. なんとかする力(勇気、自己効力感、達成感)を得る
ぜひ、定期的な振り返りで。
あなたの原動力です。自分のエネルギーを高めて行きましょう
2. 感情の発生メカニズムの把握
都度しましょう。
一部の感情(不安、イライラ、モヤモヤ)は、あなたの実行力・決断力・周囲への伝え方にマイナス影響が大きいです
3. 予測力を高める
一段落したらやりましょう。
4. 価値から逆算した、本当の無駄の排除
一段落したらやりましょう
「狙った価値」と「想定外の価値」両方見えているからこそ、本当の無駄が削れます
5. 無駄にしないための、価値発見
定期的にやりましょう。
「どんなところからも学ぶ力」がつくと、成長速度が上がるし、やれることが広がります
6. 無意識に気付き、意識する
定期的にやりましょう。
大変時間がかかりますが、新たな発見・抜本的な解決に結びつきやすいです
意識できるところは普段の業務・振り返りで高頻度で見直しされる。すぐLv.240とかになる
無意識なところは、放置される。Lv.1でずっとそのまま
どれくらいの頻度でやるか?
初期は大変細かく、時間をかけてo.k.
MTGの進め方、勉強会の参加スタンス、チャットの送り方、メール文面の作り方
よく使い込んだ武器が増えてくる
あまり意識しなくても高レベルでできること
よく使い込んだものを組み合わせればよくなると振り返りとかもそんなに時間かけなくて良くなる
思考では問いが全て。
問いを集めてください
具体的な問いが、思考をスタートさせる
「勝手に自問自答が始まる」と最強です
セルフレビューも勝手に始まる
今日伝える「振り返り」も時間とらずとも勝手に始まるようになる
問いが脳内で湯水のように生まれる状態だと成長速度がかなり高い状態と思ってOKsawachin.icon
ということで振り返りに使える質問集ですsawachin.icon
なんとかする力(勇気、自己効力感、達成感)を得る
自己効力感(やればできるという気持ち)を育てる
今までの「できない」「苦手」「不安」を乗り越えたケースを思い出し、乗り越えるためのきっかけ/アクション/要因の共通項を出してください。
当時の「できない」「苦手だ」というアクションから遠ざかる負の感情は和らぎましたか?
当時の気持ちの落ち込みは改善されましたか?
勇気、前に向かうエネルギーを育てる
どんな要因が、自分を勇気ある望ましい行いに向かわせましたか?
どうして不安に戦えましたか?
当時の自分の不安は解消されましたか?実現しましたか?杞憂でしたか?
以前の自分と比較し、「成長している自分」「変わった自分」「挑戦している自分」を発見し、全力で褒めてあげてください
EQを育てる
自分の衝動的な感情や振る舞いに気付き、すぐ対処できるようになりましたか?
そもそも衝動的な負の感情が生まれないようにできましたか?
感情の発生メカニズムの把握
不安
不安を分類してみてください
例:
急なお話でテンパっている
先が見えなくて、ネガティブな想像をしてしまう
自分にとって辛い未来・避けたい未来が起きる可能性がある
不安の分類に合わせて対処しましょう
書き出すことで脳内から不安の種を取り出す
整理できる。
客観視するので少し他人事として捉えられる。冷静になれる
先を想像する
「AとなったらBになるよね。そしてCか」と、先までをシミュレーションして書いていく
「自分にとってのバッドケースが洗い出せた」と感じるまでシミュレーション
思いつかないなら情報足りて無いので、インプットしよう
考えにくいなら、慣れてない思考なので、人に手伝ってもらおう
想像したバッドケースへの対処を考える
そもそもほんとにバッドケースか?
ネガティブな想像が強いタイプは、先が見えないと不安になりやすい。先が見えたら解消する
実は問題ないこともある
例:会議の遅刻、当日のリスケ
「人に迷惑かけちゃいけない」と思っていたら避けたいバッドケース
でも、関係者が皆迷惑だと感じてないなら杞憂
そのバッドケースって避けて通れる?
どうせ起きるから「仕方ない」と腹括ったほうが良い
例:不注意でセキュリティインシデント
そのバッドケースってダメージ大きい?
小さいバッドケースを恐れて「やらない」を選択すると、経験値が全然得られない
この差の積み重ねでできる人との差が出るsawachin.icon*3
「やってみて、失敗して実感値を持って学ぶ」でも良い
やってみると「思ったより辛いバッドケースじゃなかった」というケースも多い
前提
イライラは「自分の期待通りの動きをしなかった」ときに起きる感情です
特に「悪意・故意で、期待通りの動きをしなかった」と認識すると、イライラが強くなります
イライラからいろいろなことがわかります
無意識で他人・周囲に期待していること
自分が持っている「こうあるべき」という強い信念
相手に対して持っている「こういう事情だったんだろう」という勝手な想像
状況把握
どうなっていたらイライラせずに済みましたか?つまり、相手にどんな振る舞いを期待していましたか?
なぜ相手にそんな期待をしていたのでしょうか?つまり、あなたはどんな「こうあるべき」という考えを持っていますか?
今の組織において「全員できていて当然」と思っているから?
それが当たり前な環境で育ったから?
自分もできていない時代があって、でも必要だから、苦労して身につけた。それを相手はしていないから?
お互いの関係性として、「ここまでは相手がやるべき」という部分だから?
相手はなぜあなたの期待通りに動かなかったのだと思いますか?全力で好意的に解釈してください
「そこまでやるべきだ」と思っていなかったのではないでしょうか?
忙しかったり、疲れていたり、気持ちが沈んでいたりで、そこまで気が回らなかったのではないでしょうか?
自分の認知をUPDATEする
あなたのその信条(こうあるべき)は、all-winで、批判の余地もないものでしょうか?
形骸化していて、意味のないルールだったりしませんか?
実は違うやり方で、狙いが達成されていたりしませんか?
相手が大事にしているものを大事にしない「こうあるべき」だったりしませんか?
「あるべき」を実践しても、相手にとって得はなかったりしませんか?
あなたはその「あるべき」を今後も大事にすべきなのでしょうか?
あなたが大事にしたいこと・人たちを大事にできるものになっていますか?
モヤモヤ
どのタイミングでモヤモヤが生まれましたか?
タイミングから考えて、何に対してモヤモヤしているんだと思いますか?
そのモヤモヤは、今までの経験から考えるとどう対処すると良さそうですか?
吐き出せば、スッキリして解決しますか?
実は何度も起きているモヤモヤで、再発を防ぎたいですか?
具体的にどう動いて解決しますか?
誰の力を借りるとうまく言語化(=問題の特定)ができて快方に向かいそうか心当たりはいますか?
あなたのモヤモヤを周辺情報からしっかりヒアリングして、
豊富な知識を元に、問題の切り分けをして、言葉にし、
モヤモヤがいい方向に向かうようなネクストアクションを提示してくれる
予測力を高める
想像通りに行きましたか?
想像通りに行ったところは、「自分の想像したロジック通り」にうまく行ったと言えますか?
「予測力を高める」のが目的なので、「予測結果」だけじゃなく「予測の根拠」も合っているか確認すること
予測の根拠をチェックするためにも、仮説を根拠から言語化し、「仮説の根拠当たっているかな?」と思いながら観察し続ける必要がある 想像通りに行かなかったことについて、「どういうメカニズムでイレギュラーが発生したか」の説明はできますか?
説明できるまで少しインプットをしましょう
専門知識を持つ人を捕まえて、「なんでこうなったのか」を一緒に考えてもらいましょう
本や論文から「確らしさの高いルール・法則」をインプットして、そのルール・法則を用いて説明してみましょう
価値から逆算した、本当の無駄の排除
次回同じこと/似たことをやるときに向けて
狙った価値は埋めましたか?
副作用(狙っていないけど生まれた価値)はありましたか?
例:メンバーの急成長、市場理解につながる顧客の生の声、試行錯誤したからこそ選んだ手段に自信が持てた
振り返るからこそわかる、この活動(PJT/タスク)で狙うべき「価値」はなんでしょうか?
副作用も含めるべきなら含める
狙った価値でも「あまり必要なかった」ならば削る
しなくて良いこと(しなくても成果が変わらないこと)」はなんでしょうか?
PJT/タスクが終わっているので、「生み出した価値」が見えているはず
価値につながっているか?で判断してください
実はもっとコスト低くやれることはなんでしょうか?
同じアウトプットを生み出すならやり方は簡単・楽・低コストに変えたほうが基本的に良い
かかる時間も見えているので、「これは効率化したほうがいい」がわかるはず
例:最初のインプットを本でした。2週間もかけた。実はYoutubeで動画見たほうが早かった。1日で済んだ
最適な実行順序はなんでしょうか?
やりきったからこそ、「タスク同士の因果関係」や「実行にかかる時間」が見えているはず
早めに始めたほうがいいこと、先にやったほうがいいことなどを見極める
もっと幅広く活用できる「汎用的なやり方」の発見のために
タイムスリップできたら、当時の無駄が多かった自分になんと一言伝えますか?何をやらせますか?
情報収集をさせる?それも本?人に聞く?
迷ったら相談させる?
たくさんは伝えられないからこそ、「抽象度が高くてどんなシーンでも効果のある教え」を見つけることができますsawachin.icon
無駄にしないための、価値発見
「時間かかった」「無駄だった気がする」というものに無理やり価値を見出してください
例
試行錯誤を通して「他の選択肢じゃダメだ」と思ったから、今確信を持って取り組めている
おかげで自分のスキルが上がった
今日の相手はターゲット顧客じゃなかったけど、時間いっぱい質問させてもらったので市場理解が大変進んだ
ただでは転ばない意識 by sawachin.icon
社内外いろんなところに顔を出して、「自分の経験が活きる場所」を探してください
どこかで供養されれば良い
よくある「専門職のコンサル」は経験を売る仕事です。
経験があるから「クライアントの状況だったら、どの選択肢を取るべきか」の判断ができる。支援ができる
失敗を防いであげることができるし
「泥臭くて、めんどくさくて、避けたくても、最も適した選択肢はこれである」と背中を押すことができる
つまり経験は価値があり、金になります
それでも「無駄だった」「時間がかかった」ならば、ぜひ「どこかで活きる経験の仕方」にシフトしましょう
漫然と浅い経験をしない
エンジニアならQiita読めば同じことやっている人いるかも
ビジネス職でもnoteや本になっていたりします
すばやくインプットできる方法を選びましょう
仮説を持った上で、経験をする
「何度やっても予想が当たる」ならば、もう自分でやらないでいい仕事ですね
次の人たちに任せましょう。権限委譲です
「予想が外れる」ならば、学びがあったということです
無意識に気付き、意識する
2023/10/4 20:57時点で力尽きたのでまだ書けていないsawachin.icon