転職先に入社して2週間
2024/7/15(月)
7月から新しい会社に入社して働いている。今のところ順調にいっていると思う。前回の転職では実務経験が1年弱だったこともあり、キャッチアップできるか不安が大きかったが、現在2年半の開発経験を経て、通常のWebアプリケーション開発であればコードベースに慣れれば問題なく行える自信がついた。
入社1週目はWOL(Working Out Loud)を意識した。Slackのオンボーディングスレに今やっていること、考えていることを頻繁に書き込むようにして、メンターが自身の思考過程や状態を把握できるようにした。意図通り、初回の1on1ではその点を評価していただけた。WOLは前職で活躍していた新メンバーの方の振る舞いを真似させてもらった。マネジメントする側は不安にならないし、自身も早めにフィードバックをもらえたりするので仕事が確実かつ早く進むことを実感した。
入社2週目は軽い実装タスク(Good First Issue)を振ってもらい、Readmeの修正なども行った。ドキュメントの修正も同じくその新メンバーの方がよくやっていたので、どんどんやろうという意識でやった。環境構築ドキュメントは新メンバーが毎回更新していくのは本当に大事だと思う。ビルドでつまずくと不信感ややる気低下に繋がるし、サポートする側も大変だ。
その他に、ビジネスドメインのキャッチアップを行った。全員出社のミーティングがあったので、そこでセールスの方々とどうすればプロダクトをもっと売りやすくなるかという議論をして、とても学びになった。(※BtoB SaaSを扱っている)
そこで聞いた課題として、プロダクトを使うユーザーのジャーニーマップ的なものが確立されていないため、新機能を追加した時にユーザーがうまく課題解決に繋げられなかったりすることがあるらしい。ある問題をある機能で解決することはできるが、その実践がスムーズでない(面倒)のであれば、ユーザーへの提供価値は低い。BtoB SaaSならではの課題だなと思ったし、この視点はプロダクトエンジニアとして意識したいと思った。PdMやデザイナーと仕様を決める時に、既存の動線の中に自然に組み込むことができるかという議論をするようにするといいのかな。
あと、2回目の1on1で、チケットの内容を鵜呑みにしなかったことを褒めてもらえた。具体的にはそのバグを直すことで既存の体験を損ねる観点で実施しないという判断をした。自分はユーザー体験を重視したいので、そこを見てもらえたのはとても嬉しかった。また、オンボーディング期間は「早く作ること」ではなく、「理解に時間をかけてほしい」というアドバイスをいただき、非常に納得感があった。この3ヶ月は今後、素早くユーザーに価値を届けられるようにするための投資期間としてやっていきたい。