メラビアンの法則
2022/12/21(水)
目標のない鍛錬はあまり面白味がないよなと先ほどオンライン英会話をしながら思った。パラシュート学習法という考え方を先日、技術書の読み方についての本で知ったが、基本的にゴール地点に最短でたどり着くためのルートをまず探索して、目標達成にあたって必要最小限のことだけをやるようにすると学習効率が良いらしい。人間、必要性を感じていないとなかなかやる気になれないから合理的な考えだなと思った。
改めてなぜ英会話のレッスンを受けているのかを考えた方がいいのかもしれない。意味のあるゴールを設定しなければ、そこに最短経路でたどり着いたところでやはり意味はないからだ。意味といっても、もっと人生が楽しくなるにはどうするかという観点で考えたい。王族に生まれたのでもない限り、人生に必ずやらなければならないことはないはずなので、限られた時間をいかに楽しくするかということに焦点を当てる考えでいいのではないかなと思っている。
話を戻すと、英会話を学ぶ理由は、もっと面白い人と出会うためかもしれない。正確に言うと、英会話スキルが向上することで、英語で話す時に相手の面白さをより引き出したり感じられるようになるということ。同時にこちらもプアな表現しかできなければ、英語が堪能な相手からすると退屈に感じてしまうだろう。ちょっと話はずれるかもしれないが、英会話レッスンをしていてもやはり誰と話すかは重要だなと思った。英会話スキル以前に、人間として気が合うかという点を満たしていないとなかなか有意義な会話にはならないように思う。
メラビアンの法則だか何かで言われていたが、人の印象は言葉以外のところでほとんどが決定されるらしく、その人の持っている雰囲気やテンションや表情やボディランゲージなどが会話の波長が合うかどうかの大部分を決めているのかもしれない。それは日本人同士で話している時もたぶん同じで、趣味趣向が合っていても、なんだか話していて楽しくないなと感じたりするのは、きっとそういうことだろう。
また話は飛ぶが、営業職においては何を言ったかよりも誰が言ったかが重視される世界で、メラビアンの法則が仕事の成果を左右しやすいなと感じていた。一方で、エンジニア職においては皆、頭の中で何が正しいロジックなのかを組み立てるためにコミュニケーションすることが多いので、どれだけ聞こえの良い話し方をしようが間違っているものは間違っていると判断されるので、メラビアンの法則が作用しづらい世界だなと感じている。また職種以外の観点では、口頭よりテキストの方がメラビアン的じゃなかったりする。まあそれを区別したところで何か良い結論があるわけではない。こんなところで終わり。