ダウンサイドは有限
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「よく儲からない100円のたこやき屋さん始めれたね」みたいな話を質問されるので、意思決定に関する話をちょっとメモしておきます。私は意思決定において2つのポイントを重視しています。①「ダウンサイドを有限にする」②「歴史は自分よりも賢い」それぞれについて説明していきます。
①「ダウンサイドを有限にする」これは個人が生存する話です。ある選択が成功するか失敗するかはわかりません。その際に大切なことは最悪の状況でも「死なない、またやり直せる」という状況を作ることです。マイナス方向に無限の負債が発生しないような設計を生み出せば良い。それに対して、
アップサイドは現代においては基本的にほぼ無限です。というのもインターネットがあるからです。スケールの問題はオンライン上に情報を置くだけで解決され得ます。学内専用SNSのfacebookがGAFAになったわけですから。
まあそんなケースは0.000000001%(適当)とかで基本的に発生しませんが、問題ないです。要するにダウンサイドの限界が有限で、アップサイドの限界が無限だったら、期待値は無限です。もちろん、これはあくまでも理想的環境なので、現実においては近似的にこの環境を生み出すわけですから。
例えばうちのお店で言えば、「100円のたこやき屋さん」というのはダウンサイドはほぼ0です。事業がコケても借金を背負うことはありません。せいぜい開業資金が溶けちゃうぐらいです。火災などの事故的なものに対しては保険をかけます。そうすることでダウンサイドは有限です。一方、アップサイド
アップサイドは今のところSNSで集客してnoteで投げ銭してもらうぐらいですが、ダウンサイドに比べると無限に近いアップサイドがあります(シンプルにターゲットになり得る人口が大きい)。なお、これはビジネスの話ではありません。ランダム性の話です。https://t.co/SBw20xiPKi まあ宝くじ買うみたいな話しですね。失敗しても300円失うだけだし、成功したら1億円みたいな。じゃあ、やってみたいならやってみればいいじゃん。という感じ。以上が「①ダウンサイドを有限にする」という話です。