2024/0406 Art Pepper
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アート・ペッパー
/第二夜。昨晩の
復帰盤
の4ヶ月後の12月と、翌
57年
1月14日に行われた演奏。復帰盤の
清白さ
に比べ、ここで
のペッパー
は
渋く
も
熱く
優しい
。冒頭の「
BLUES IN
」ラストの「
BLUES OUT
」、それが
タッカー
との
デュオ
という構成から、つい当時のペッパーの
内心
に
聞き耳
を立ててしまう。
この演奏の
逸話
は不明だが、『
ストレート・ライフ
』によれば当時ペッパーは
麻薬中毒
が再発し「
針
が床に転がり、腕に突き刺さったまま」だったりした。そんななかペッパーは、世話になった
メキシコ人
、
マリオ・クエバス
のために曲を書き、吹き込みもしたとある。(これは別途)
つまり、このアルバム当時のペッパーは、復帰後に再び襲われた麻薬の苦しみと、
音楽活動
に引き裂かれていた。復帰直後の「リターン」の清白さと、二つの
ブルース
とりわけ「OUT」を記録した「
モダン・アート
」に、ペッパーの当時の姿を思う。ちっとも
ストンプ
しないのに
地味
があるB2が好き^^