熱力学的な系の示量変数
$ (V_1,N_1)の系と$ (V_2,N_2)の系を接触させて壁を取り除くと、$ (V_1 + V_2, N_1 + N_2)となる
このような性質を相加的 additiveであるという
元の系とそっくりだが全体の大きさを$ \lambda倍した系を考えた時$ (\lambda V, \lambda N)となる
このような性質を示量的 extensiveであるという
相加的で示量的な変数を、この熱力学の示量変数という
同じ示量変数でも、外部からの力学的な操作によって制御できるものとそうでないものがある
前者は$ V
後者は$ N
制御可能な示量変数は熱力学系とそれを取り巻くマクロな力学的系との接点になる