「例題で学ぶグラフ理論」演習会
表題の勉強会の提案メモです
日程
第1回: 5/29(土) 9:30〜12:00
事前準備
参加する人は、次の準備をしてください。
第0回の授業説明っぽい部分はスキップして良いです、動画にインデックスついてるので飛ばしやすいと思います
概要
2、3週間に一度のペースで平日夜か土曜日などに2~3時間ほどやることを考えております
進め方
演習会では、教科書の例題を順番に解いていきます。Google Jamboard上に手で書いていくつもりです。
解きながら説明する役を交代でやります。わからないこと、忘れたことが出てき次第その場で復習します。
可能であればタブレットなどペンが使えるデバイスがあると良いと思います。
もし書くデバイスがなければ説明する役はやらないで議論にだけ参加するのでも大丈夫です。
モチベーション
コンピュータサイエンスと呼ばれるものの実体は多岐にわたりますが、その中でも「コンピュータサイエンスのための数学」とも言える分野があります。例えばMIT OCWのMath for CSのコースを見ると、概ね次のような分野があります。 整数論
(級数と極限)
確率論
高等学校の数学IIBやIIICの知識にあまり依存しておらず、(つまり、微分とかわからなくていいです)
絵を描いてビジュアル的に学べるものでもあります。
それでいて理科系の出身者でも履修していない場合が多いです。
なので、コンピュータに興味のあるいろいろな背景の人が一緒に学ぶ良い題材ではないかと思いました。
また、この演習会をやろうと思ったもう一つの理由は、インターネット上で良い動画教材が公開されているのを知ったことです。
早稲田大学の早水先生が公開されている学内向けの離散数学講義シリーズです。
参加者はこれを見てから演習会に参加することで、輪読会のような発表者の負担なしに輪読会と同じレベルの学習効果や楽しさを得られるのではないかと思いました。
この講義で教科書指定されているのが例題で学ぶグラフ理論で、「定理を証明することにはあまり拘らず、定理の使い方を重点的に例題で具体的に学べる」教科書のようです。初学者向けで厚さもそれほどありません。これらの特徴は社会人の学習者にも適しています。有名大学のOCWは社会人には負担が大きい内容なものも多いですが、この講義と本を見た時、挫折せずにグラフ理論の初歩を習得するチャンスだと思いました。 さらに、この講義と教科書でグラフ理論を学んでいる人がインターネット上にかなりの数いるので、どこかで行き詰まった時にも同じ本で勉強している人を探すのは難しくないし、コメント欄で質問することもできるという点もいざというときのメリットです。