寝ながら学べる構造主義
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p11知性の大事な仕事は重要な問いについて繰り返し思考すること。
p17 ポスト構造主義期= 構造主義の発想が私たちにとって自明なものとなった時代
p19 構造主義が常識である思想史上の奇習の時代
問題の立て方そのものが構造主義的
構造主義を利用しないと構造主義を批判的に省察できない
p25 構造主義とは、『私たちは常にある時代、ある地域、ある社会集団に属しておりその条件がわたしたちのものの見方、感じ方、考え方を基本的なところで決定している。私たちは自由に主体的に物事を見ているのではない。むしろ自分の所属する社会集団が受け入れたものだけを選択的に見せられ、感じさせられ、考えさせられている。それ以外は私たちの視界に入らず、思索の主題ともならない』
p27 マルクスは↑をどの階級に属するかで変わってくるといった
p28 ヘーゲルにとって大切なのは、自分のありのままに満足せずに命がけの跳躍を試みて、自分がそうありたいと願うものになること。
p31 自分自身から乖離して鳥瞰的視座から自分を見るのは、観想ではなく生産=労働によって、他者との関わりの中に身を投じることによってのみ達成される
p31 子供のいない人の「親の愛」と同じ。内在するかもしれないけど子供を産んでみないとわからない
この例えがすごくしっくりきた
p34 フロイトは逆で、深層心理
「まず主体がある」←これは勘違い。自分はロボットで、
マルクス/ヘーゲル→ロボットが何かを生産して、外側の監視役が鳥瞰的に主体を見る。
フロイト→ロボットの中にいる小人が深層心理を操作している
p35 意識には番人が許可したものしか入ってこない。苦痛なものはこない。(=抑圧)
番人のチェック基準がわからない
そもそも番人がいることを知らない
p39 自分のことを買いすぎているが、それは抑制によって目を背けたいことが意識にのぼってこないから
p50 善悪の判断そのものに何らかの普遍的な意味や人間的価値があったわけではない
p52 功利主義的市民社会→万人が自然状態を目指した結果、畜群→それ自体を目的として、全体で一致する意見をもつ
畜群はとても日本的だけど西洋にもあったのか
p54 貴族は自分の外部を参照せず、内的衝動に身を任せる。これを極めたのが「超人」