2014-09-20
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PepperTechFes感想下書き
ちょっといろいろあって行ってきました。
思ったことなどをつらつらと
HDMIのクリエイターショー
かっこいい!ともかくかっこいい
Pepperをただ踊らせただけだと割と単調になりがちな気がするのだけれど、照明やら背景ディスプレイを活用してすごくかっこいいコンテンツだった。リズム合わせとか大変そう ・・
キーノート
ロボットを「成功を約束されたプロダクト」と言っていたのが印象的でした。ともかくみんな未来を見ている。
技術的にあれが出来る、これが出来る、ではなく、こうあるべきだ とか、人間とロボットの将来、みたいなところに焦点を当ててお話されていて、とても妄想が広がりました。
指揮者をPepperが行い、観客はスマートフォンを同期させて会場をキラキラさせていました。
ちょっとPepperがメインコンテンツになると残念な感じかなぁと 体験としては面白かったけどね。
パネルディスカッション
おもしろかった。思想的な話が多かったように思うけれども、印象的だった内容を列挙
- 非言語的なコミュニケーションや、そもそも意図が交換されていないけれども成り立つ関係の・ようなものの可能性(猪子さん)
- ロボットが社会を形成した時、人間の側がロボットに合わせざるを得なくなる (石黒さん)
- 例えば2台のPepperが話をしていて、それを一人の人間が見ている。人間はそれに割り込んで入るけれども、上手くロボットに認識できない事を言うとロボットは「あの人何言ってるかわからないよねー」みたいに振る舞うと、人はどうなるか? みたいなはなし
- 壊れること・失敗することを前提にショーを組み立てるようにすると面白くなってきた(土佐さん)
- Pepperみたいなのがでてくることで、「人」とはなにか みたいなことを考える機会が増える
Pepper技術セッション
- モーションはFlashみたいにつくれる
- Pepper側を操作してその姿勢をキーフレームにすることも可能
- 基本は線でつないでいって動作を記述する(多分PureDataみたいなもの)
- Pythonでカスタムボックスをつくれる
- Pythonでリモート開発も可能
- 全センサーの内容が入っているメモリのような概念があって、そこを参照したり、その値の変化をトリガにしたり出来る
トークセッション 「クリエーターから見たPepper開発実情」
開発秘話みたいなのが面白かった
- プランナーが無茶なアイデアを出して クリエイターがそれを現実的なところまで(結構ガリガリと変更を加えて)返して のループを上手く回せないとPepperの開発は難しい
- テレビ番組を作るような体制でやっている
- もともとのPepperは3Dプリントで作られていてめ めっちゃ高い制作費だった
- 始めはすごく気持ち悪かったけれども、仕草とかを入れると可愛くてしょうがなくなった
- 男性より女性に受ける。 (ニュートラルに作っているので、想像力を働かせやすい女性に受けてるという推測?)
- 開発環境は直感的で使いやすく、敷居が低い。最初はよく落ちていた。
- 間にこだわった話
まとめて
Pepperの可能性みたいなのがすごく妄想出来る楽しいイベントでした。
ただ、今のところは正直「何が出来るのかわからないけど、ともかくなんかすごい」って印象です。
どっちに転ぶかはこれからのクリエイターの頑張り次第 みたいな印象がすごかったです。
土台はすごくよく出来ているけれども、まだ何もその上に立ってないみたいな・・
今何かを始めておくと、後々面白いことになりそう! Pepper界隈は要チェックです。
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