2012-11-17
/diary/20121117
OpenHackathon!
本日11/17(土)はOpenHackathonのHackathonでしたー
http://labs.yahoo.co.jp/hackathon/
初めての社外にも公開する形のハッカソン! 私はYahoo!JAPAN社員として、まぁいつものように参加させてもらいました。
という事で日記的メモ!
Ideathon
これが11/14(水)の夕方から夜にかけて…(19-21時だったかな)
今回のテーマは 「スペシャルオリンピックス」
有森 裕子さんに来ていただいて スペシャルオリンピックスの現状の課題について説明していただきました。
おおむね
- 認知度が低い
- お金が無い
- ボランティア、参加者の不足
的なことが課題であると。
そもそも、私は(恥ずかしながら)スペシャルオリンピックスってなんなの?ってところからのスタートでした。
まずこの状態が問題なのだ、ということで私達のチームでは「認知度が低い」というところにフォーカスして、問題解決の方法を模索しました。
ちなみにスペシャルオリンピックスというのは
http://www.son.or.jp/
> quote
知的障害のある人たちに様々なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を、年間を通じ提供している国際的なスポーツ組織です。
<<
とのことです
今回のチーム構成は4人、僕を含め2人はYahoo!JAPANの人間、残り2人は外部の方でした。
有森さんを独占して、ヒアリング!!(チームがたくさんある中、有森さんを独占してしまってちょっと申し訳ない、、 と思いつつ、これは戦いだ!ってことで課題解決に必要な情報を色々教えていただきました)
はじめはスペシャルオリンピックに参加する方に対する認知を高める方法を模索していたのですが、なかなかうまく行かない、ちょっと考え方を変えて、 参加される方ではなく、まずはスペシャルオリンピックスについて知らない方に少しでもそういう組織があるという事を知ってもらおうという事に焦点を定めることにしました。
ということでまず出てきた案が「バナー」です。
もうベタベタな案で、出来るエンジニアが4人集まってバナーかよ! って話なのですが、以前の石巻Hackathonで思い知ったように、問題解決には必ずしもテクノロジーを振り回せば良いってわけじゃないわけで… と、 しかしでもバナーを配って貼ってもらう ってのはさすがになー なんて思いつつ話し合ってると…
バナーをクリックすると面白いことができないか?
なんて話が出てきました ちょうど有森さんから エールミサンガについて教えていただいていたので、「エールを送る」って意味で「応援の声が再生されるのはどうだろう?」 と話が進みました。
ブレストのパワーやばいね。一人だとこんなに考えが発展しないや。
さて、まぁテクノロジー的にはそういう「びっくり箱」的な武器は用意できそうだ。 と。
ということで次は、使う人の気持ちになって、どういう文脈でこのびっくり箱を出せば効果的に使ってもらえるだろうか?ということ。
ブログパーツ?facebookページ?メッセンジャー?Twitter?…
いろいろ考えて、やはりコミュニケーションの一つの形として「応援の音声」をやり取りできれば、自然に使えてしかも認知の輪がひろがるねー ってことで
Ideathonの成果物としては
- 音声を使ったびっくり箱を用意する
- LINEやカカオトークのようなコミュニケーションツールで ↑のびっくり箱をやり取りできるようにする
- Powerd by スペシャルオリンピックス日本 などの表記で自然な流れでの紹介
と、まぁこんなプレゼンをしました。
まぁ行き着いた先はLINEのスタンプの音声版、みたいなものになりました
間の日
今回はIdeathonが水曜でHackathonは土曜という構成だったので 2日の隙間がありました。
その間にちょっと調査や思考実験をしてみました。
といってもお仕事もあるし、余暇もやりたいことがあるので、僕は毎朝の30分程度の時間を費やすことにしました。
まずは技術調査
- WebAudioってあったよね? これはメールで使える?
- 既存のコミュニケーションツールのなかでHackしやすいのはどれだろう?
- TwitterCards,FacebookのOGP,音声をやり取りする最近のWebサービスにはどんなものがあるかな?
なんて調べてました。
Hackathon
と、ここではまだモヤモヤした実装案を持ってHackathon当日。
朝9時からスタート って眠いです…
と、眠い目をこすりながらのスタートです(普段土曜日は昼まで寝てますw)
まずは技術調査の報告やメンバーの考えてきたアイデアの共有
ここで個人的には
- メールでもいいんだけど導線が微妙だなー (どうやって送るに至るのか、送る時に自然に使ってもらうことが出来るか?)
- 既存のチャットソフトに載せるのはHackしにくくてどうしても不自然な導線になる
という思いでSNSでできればなー と思い始めてました
個人的にはTwitterをよく使うのでTwitterCardsでうめこめばいっかな と思っていたのですが、、
音楽を相手に送る という意味ではこれでいいけど、スペシャルオリンピックの認知を高めるという意味では、一度ページに誘導してそこで音楽を聞くスタイルのほうが色々宣伝しやすいのかなぁ などとチームで話し合った結果 facebookをターゲットに、URLを貼ることで「音声のびっくり箱」を送信しあう形にしようという事になりました。
OGPでちょっと気を引くような設定にして、 「音声のびっくり箱」のページでは音楽の再生とともに、あまり邪魔に鳴らない程度のスペシャルオリンピックスの解説を載せるみたいな形にすることにしました。
さて、あとはつくるだけ!
今回外部から参加してくださった相川さん(Wantedlyの所属の超できるエンジニア! https://www.wantedly.com/ )が超Hackathon慣れされていて、環境などはさっさと用意してくれました。
ソースコードはGitHubで管理し、Herokuにホスティング。中身はRuby On Railsで書いて、 各自の開発機にRuby on Railsを入れて、各自の環境でテストをしつつ、GitHubにpushして最終的には本番環境であるHerokuにデプロイするという仕掛けが整いました。
僕は、正直GitHubも慣れてないですし、Ruby On Railsも使ったことがなかったので、今回はかなりおんぶにだっこさせてもらいました。
で、ページのレイアウトは、今回のメンバーではみんな自信がないということだったのでTwitterBootstrapの力を借りることにしました。
表示系をセコセコ作りつつ、自分のマシンにRuby On Railsの環境がなかったのでインストール、なんてことをしてるともうお昼。
お昼はピザでした!
インストールもなんか時間かかってるし、ってことでちょっと気分転換におしゃべりしながら食べました。
で、気を取り直して開発。
ページ自体は大きく分けて2ページだけだったので、それほど危機感ももたず、僕はその内の1ページを作ってました。
今回の仕組みでは画像と音声の出し分け部分を「まぁDBでかんりできたらいいんだけどねー」って感じで実際は作らないつもりで居ました。
が、最後30分で 相川さんがすごい勢いでDBを作ってくれました。
ほんと5分も書けずにDBのスキーマを切って、モックデータを詰め込んで、表示系と結合して。
やばかったです。今回の一番の感動ポイントはココでしたね。
まさに爆速開発。 Ruby On Rails使ったことなかったけどすげーな と今更(本当に今さら)思いました。
で、発表です。
ちょっと自分たちの準備で作業しながら聞いていたので(申し訳ないとは思いつつ)発表がちゃんと見れなかったことは反省です。 でも、今回はネタかぶりもなく、かなり現実的な地に足のついた提案ができたという思いがありました。
結果として、最も優れた作品ということで賞品(Yahoo!印のスポーツグッズ)までいただくことができました!
飲み会
そのながれで飲み会です。
大学の時以来みたいな熱いエンジニアトークができました。満足!
こういうイベントはどんどん参加したい!と改めて思いました。
また、今回作ったものも何とかして実際に役立てる道筋を立てなければ… と次なるステップへ思いを馳せつつ、 とりあえず記録残そう ってことでココに書いてます。
今回得たこと
- スペシャルオリンピックスに対する知識
- Hackathon以前にまず、私自身がスペシャルオリンピックスを知ることができた
- 最近の開発方法の実体験
- 頭ではわかっててもやってみるとやっぱちがうね! そしてこれは僕も持つべきスキルだと思ったので、今度やってみることにする
- 技術雑談
- プログラム言語、自然言語処理、教師無し学習、 正常系男子/異常系男子、ベーマガ読んでた?、他社の事情 などもう節操無くエンジニアトークができて満足!
リンク集
- 会場の様子などの写真は スペシャルオリンピックス日本のfacebookページにたくさん上げていただいてます
- http://www.facebook.com/so.nippon