会話を状況に埋め込むことで知識流通を促す言霊システム
https://gyazo.com/bed19c7299516f6a73a60f06fa047d13
職場の仲間や学生同士の間の、日常の何気ない気付きやノウハウの共有を促進するために、おしゃべりを状況に埋め込み、同じような状況にある他者にも聞こえるようにする「言霊(ことだま)」システムの研究開発を行っています。
https://gyazo.com/0485be1e76ebe7c33a0e97400c1fffc0
取り組んでいる技術課題は以下の通りです。
会話や作業シーンの状況認識を自動化する
時間を超えたユーザ間の状況のマッチメイキングを行う
ユーザの本来の作業の邪魔にならないように言霊を提示する
現時点では状況認識の自動化が満足の行くところまで開発できていないため、WOZ法を用いて、提案システムの効果を観察・分析しています。下記ビデオは、共用工房でのデジタル工作機器の利用ノウハウが「言霊システム」を通して伝達されていく様子を紹介しています。
https://youtu.be/oXw8FDhw9Pk
発表論文
Ryo Fujikura and Yasuyuki Sumi: Facilitating experiential knowledge sharing through situated conversations, Augmented Humans International Conference (AHs '20), 10 pages, Kaiserslautern, Germany, March 16-17, 2020. https://dl.sumilab.org/papers/129 藤倉 稜, 角 康之:発話が場所に埋め込まれることによる言霊共有システム, マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2018)シンポジウム, pp.1849-1856, 芦原温泉, 2018年7月4-6日. PDF