チルトシフトレンズを使った三角AF
三角AF
チルトを含む操作をすると、レンズの傾き(傾き角、傾き方向)が加わるので任意の3点にフォーカスを合わせられる
ただし複雑な操作が必要で、動く被写体に追従などはとてもできない
AFは従来できないか、1箇所で指定するが、2,3箇所指定できるインターフェイスがあれば有用なものになる
AF対象が直線上に並ぶ状況など、一部不可なシチュエーションはある
三角AFのUI
3つ(2つ以上)のポイントをタッチパネルで選択
3つ(2つ以上)の選択されたポイントをトラッキングで3点AF-C
画面スワイプで傾き方向を選択した後、1点AF(フォーカスを外す時に使いやすい。ミニチュア風写真など)
光学系の工夫
レンズ全体でチルトすると駆動が大掛かりになるので、一部光学系をチルト
チルトすると、偏った収差や偏ったフォーカスブリージング(意図しないシフト)が発生する可能性がある
偏った収差は、フローティングチルト(2箇所以上が異なったチルトをする)で回避する方法が考えられる
偏ったブリージングは、シフト操作を適度に混ぜることで回避できる可能性がある
手ぶれ補正の光学系の応用で作れる可能性がある
センサー側の工夫
レンズを無理に動かさず、センサーをチルトすれば実装しやすいかもしれない
ただし、チルト特有の収差を補正する手立てがない
また、センサーでチルトするとかなり大きなブリージングが発生するので、簡単に作るならデジタル補正で逆シフトをかける必要がある(大幅なクロップが必要)
光学とセンサーの合わせ技で、チルトは光学系、シフトは補正程度ならセンサー側でやるのがいい棲み分けなんじゃないか
映像としての三角AF
おそらく、フォーカス面(曲面になる)がウニョウニョ動くと奇妙な映像になると思う
そういう演出として使う
違和感を減らす撮影法を考える
たくさん見てるうちに、視聴者が慣れる