異端審問
誠に残念な事だが、聖なるかなとは汚泥に塗れても唱えられるものだ。
教会内部、教皇ブリントの元で行われている事が内政であるならば、異端審問は司法部分に当たる。教会に所属するのは聖職者だが、根からの善人が全てを占めるわけでも無く時に犯罪を起こす事が人の性であるが故に組織的理性として、司法的に取り締まる為の教会内部組織である。
教会組織そのものの腐敗は異端審問官の認識にあるところだが、誰も彼もを捌く程の人手も時間も無く、教皇ブリントを特に注視しその尾を掴もうとしているのだが、胃痛に耐えない組織でもある。