間違ってしか覚えられない歌詞
子供が中学生になり、古文をどう教えたものかと思っている。自分自身でよくできないことを教えるのは難しい。 で、そんな経緯の流れの中で古文が意識にあったとき、子供の頃に耳で覚えた「蛍の光」の歌詞「今こそ別れめ」という部分が気になった。 なんとなく、「天下分け目」というか、「今ここが別れ目」という印象を感じていたけど、これって古文(文語)での動詞の活用形なんじゃないか。 ということでインターネットを検索してみると、答えがすぐ見つかる以上に、同じようなことを考えた人が結構いることにも気付く。
(「我ら、いま、分かれむ」というような意思や決意をあらわす「む」という助動詞があって、それを『こそ』で強めると、「む」が活用して「め」になるんだとか)
似たようなのが昔、他にもあったな。一番衝撃だったのは「シュワシュワ、シュッワッキマッセェリー」が、「主は、来ませり」だと気付いた瞬間だったろうな。 (「主」とは救いぬしのことで、要はイエス様です。イエス様がこの世にお生まれになったから、みんな総出で(諸人、こぞって)お迎えしよう、たてまつろう! という喜びの歌詞なわけだよね)
んなもん、分かるかい!