短文が使えないとき
「長い文はよくない」とはよく言われる。
趣旨がぼやけるし、視覚的にも把握しにくくなる。
読み手の認知リソースもより多く消費する(はずだ)
その「『長い文』にも、それなりに長所があって、要は適材適所だよ」ということも聞いたことがあるけど、私の一番身近なところでは、これだ。
「弊社の社内システムの都合でそれはできないことになっており、あしからずご了承くださいませ」
これの前半を、
「 〜できないことになっております。」
で、ぶった切ることはできない。
どうやったってできない。
「なんか、ほかの言い回しを考えたら、そこで切ることできないか?!」と、
何回か、運用語彙の底の底までさらって、そこまでで切れる言い回しを考えたけど、だめだった。
どんな敬語を使っていたって、そこで切ったらつっけんどんになる。
もう、腹をくくるしかない。
いかにも、グチグチと、「言い訳くさいことを書いている」って文章だなあ、って自分でも思うけど。
これが弊社の規則になっておりますので、あしからずご了承いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。」
ikkiTime 2016/09/24 06:57
"*長いセンテンスが得意なこと 1.述語に軽重をつける 2.情報を階層付けする 3.表現を束ね、節約する 4.継続性を強調する" https://t.co/D5SEZdbUOk
http://twitter.com/ikkiTime/status/779439596610256896
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