ラノベはアニメや漫画への原作の提供元
なんて言われると腹は立つ。
企画案だけ書けばいいとか、小説じゃなくて脚本だけ書いてればいいのに、という反発は出るだろう。私も出る。 しかし、「企画案バンク」とか、「脚本公開ネット」とかあったとしても、たぶんありがたさはそんなにない。
まがりなりにも、「一般人」全般の競争や口コミの中で人気が出た、という選別の実績ができている トライアルに結果が出ている
他のメディアにくらべれば低コストで。
「なろう」がライトノベルの提供元、という別階層の(より上流の、上の階層の)機能や構造を見ることもできるかもしれない。 「役割は〜 」「役割の一つは〜 」という言い方をされると、「存在意義は、〇〇でしかない」とか「満たすべき基準は、 〜なだけでいい」みたいに言われている気になってしまうところに問題があったのかもしれませんが。 実際にはそうではなく、話者は、ただ単に、「現にそういう機能をすでに持ってしまっている」という意味でしか言っていないのに。 ところで、それとは逆向きの影響で、続けて読んだ漫画が3シリーズとも、「『なろう』発のライトノベルが原作の、漫画」だったりすると、「なろう」って、すごいところなんじゃないか、才能が集まっているエリート空間なんじゃないか、という形で、注目してしまう。が、 私は「なろう」を端から端まで全部読む、なんてことはやったことはないけど、おもしろくないものはおもしろくない、はず。
それが選別。
(とりあえず、「ラノベが媒体や表現として魅力的と言えるほどの文章力があるのか」という議題については、棚上げ)