「最初に出てくるアイデアは月並みなもの」か?
「最初に出てくるアイデアは月並みなもの」か?
わりと多くの人が言っている言葉ではある。
言い古されていると言ってもいい。だけど実感としては違和感が結構ある。
「一番最初に思いついたアイデアがなんだかんだで一番いい」(傷があることはあって、若干の改良はされた方がいいだろうけど)という気がするのだ。
類義語:ほしいもの、やりたいことを100個書き出すと自分が見えてくる
私の場合、100個とか考えると、最後の方に出てくるものは、こじつけみたいなものとか、重箱の隅をつついたようなやつとか、そんなのになってくる。
「やりたいことを」の方でいうと、「最初の方に出てくるようなものは、きれいごとや大義名分ばかりで、後半になってやっと抑制がはずれるのか、物欲とかそういう具体的で個人的なことが出てくる」ものらしい。
そういう意味では、日常の中で、周りの環境や人間関係から、自然と道徳の信号を受け取って、それに自分を乗せて行動できてしまうような人は、たくさん書き出させた方がいいのかもしれない。
逆に、いつもいつも自分への洞察を深めていたり、頭の中で一つのアイデアや問題意識への解決策を深め続けているような人は、問いを立てた瞬間に最初に取り出せた考えが一番結晶化した考えになっている、ということは十分に考えられるのではないだろうか?
タグ 考える、着想、平凡、凡庸、ウェーイ、内省、「やった後悔よりやらなかった後悔」って本当だろうか。
from 20190214