「俺の話を聞け」という欲望。
ikkiTime 2021/02/13 15:04
そういえば、文章を書くことに関して言えば私は中二以前に遡れるんだけど、その頃の自意識としては、「引用」を明確にして埋め込む、ってのがかなり嫌で仕方なかった記憶がある。 ikkiTime 2021/02/13 15:04
(だから、今はそんなことはないけど、「参考文献のある本がいい本だし、自分が作る本にも是非付けたい」という言説が、割と“自明の正義”として心に響かなくて、“二次創作は本当は駄目だよ”とかポリティカルコレクトネスのようなな『義務感』に近い響きで頭に浮かぶ。) ikkiTime 2021/02/13 15:09
その頃の感覚としては、「私に語りたい気持ちがあり、私の“語り”というリズムがあり、何より俺様が語っているんだから、エビデンスとかごちゃごちゃ言わずに、『俺の話を聞け』よ!」というエモーションがあふれていたんだったと思う。
ikkiTime 2021/02/13 15:09
例えそのネタが、最近影響された何かの陰謀論にかぶれた、ただの受け売りなんだとしても、それを知ったのは俺だし、語りたいのは俺だし、今、語りを紡いでいるのは俺なんだから、その「語り」ってものを、そこに込められた感情ごと「語り」のままに味わえよ! ってことはすごく他者に要求したかった。 ikkiTime 2021/02/13 15:17
まあ、中二病と言ってしまえばそれまでで、まさにそういう中高生時代の自我であり自意識だったわけなんだけどね。 ikkiTime 2021/02/13 16:12
当時の私はそういうモードの事を「情念を塗り込める」と表現していて、それは創作意欲とか表現衝動などの欲求の原点だとすら思っている。