2024/7/1-2024/7/15
「政治家とかの支配者の男性が、自分たちにとって都合のいい決まりを勝手に決めて押しつけてくる」みたいな言い方があって、私としてはいちいち被差別的に気持ちが悪くなるんだけど、
それはそれとして、「男性」と「支配者」と「国・民族・全体・文化」みたいなものは切り分けて考えようよ、ということは思う。
「子供を産め」という圧力があるのは、満足が絶えてなくなる(その手前で相互扶助共同体が機能しなくなる)のを防ぐための、民族の防衛本能みたいなところがあって、「少子化」って言葉を使えば想像しやすくなるけど、別に女性を閉じ込めたいからではないし、キャリアを奪いたいからでもない。
子育てが大変なのは、核家族化してプライバシーを強化したことと、高度知識社会と競争社会のせいで、生まれた子供が社会でやっていけるように、高度に教育を仕掛けないといけなくなっている部分が強く、支援がされていないこらってわけでもない。
男を24時間戦士として徴収しつつ、女に1人で家事も育児もさせるのは、そのほうが外的に(古くは部族抗争や軍事的に、現代だと主として経済競争して有利に石油を買うために)勝ちやすくなるからで、別に税金をたくさんとってしかも懐に入れて王様がウハウハしたいからではない。
おしゃれは過当競争になって負担になっているけど、明確に利益が出て、競争を禁止できないのなら、自分なりの裁量で参加するしかない。
保険医療は、「病気を治す」ことに対してだけ、かける原則で制度が立ち上げられている。
たとえば、歳をとって瞼が垂れてきて前が見えなくなってきた人の瞼を手術するのには保険がきく。でも、美容整形で二重にするのにはきかない。やってることは同じようなもんなのに、みたいな線引きがある。
別に社会制度を男性が作ったから、女性特有の苦しさに保険が効かないわけではない。
「女の幸せ」を押し付けるな、という声もあるかもしれないけど、「男の誉れ」みたいなものも反面あるはずで、「(どうせ)誰かがやらなければいけないことならば、せめて精神的・社会的な満足感くらいは補填してやろうよ(貧乏くじなことは分かってるけどさ)」という意味での物語性をはぎとってどうするのさ。まあ、「やりがい搾取」と、