青春は得ようとするほど青春らしくなくなる
大きな物語パーツは嘘、動機、運、才能、ピンチ、クライマックス、達成
誰もが「ああ、それいいよね」と思うような幸せは、過当競争でコスパが悪いし、執着すると悪どいか浅く見えるし、それを得るための努力は日々も乾いている。しかし、マニアックな幸せは、時間の無駄に見えるか、暗く変態的に見える。
しかも青春は、保護されて隠されている。今日食うに困っていないし、明日食べる為に今日何かを証明しなければならないということもない。それでいて、外の世界はそうじゃないことを知っているから、自分の将来がどうなるか分からないことの不安はある。