行頭に違うマークを添えておく
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原稿を書いて、最初から最後まで読み返して、推敲していく。
原稿のボリュームが、一日当たりの割ける時間の量より大きかったりする場合、どっぷり没頭するのは難しい。
「一周目は誤字脱字と敬体常体チェック、二周目は文の滑りが悪いところ探し、三周目は勢いを殺してしまっている段落がないかの確認、四周目は長すぎる文がないか探し……」みたいな感じで、一周にかける期待値を下げても、やっぱり難しい。
特に、文を置き換えたり、説明を追加したくなったりする箇所は難しくて、対案を出してみてもその場でそれがしっくりくる確信をもてなかったりする。
そういうとき、すぐに書き換えてしまわないで、新しい文を併記しておいて、自身のない方の文頭に「▲」という記号を入れておく。あるいは、削除した方がいい気がするけど、まだ確信が持てない、という文の文頭に「✖」という記号を入れておく。同じテキストファイルの中に。
考える作業と判断する作業(時期)を分けるという意味合いもある。
そしてこれは、「消してしまうと(直してしまうと) “元がどうだったのか” や、 “そこに複数の選択肢があったこと” すらも見えなくなってしまうので、比較がしにくくなったり、逆方向の修正をなんどもかけて堂々巡りになってしまったりする問題を避けるためでもある。
(さらに言うなら、アウトライナーが行ごとに個別のバレット種を設定できる機能を付け加えてくれたら、かなり楽になるのではないだろうか。ラベルやスターの種類みたいに)
これの問題は意外と深いところにある気がして、「アウトライナーは段差とバレットというUIによってその操作性を視覚的に表現している」以上、その視覚性の中で違うものを同じ表現型に混ぜてしまったら、それは本来混乱して当然なのだ。
「見分けが付かなくなる」ことに恐れを感じたとしても仕方がない。
だったら、段差レベル以外にも区別する方法を付けてやればよい。
(視覚に頼らなくても、覚えておければそれでいいじゃないか、という考え方もあるけど、記憶や認知リソースによらず、外部ツールのほうから認知をアシストしてくれないのであれば、外部ツールにいったん意識を預ける意味ってなんなんだ、ってことになる)
区別がつく形でいったん書き留め、問題が解決したら削除できればある程度軽減できるのではないかと思うがどうだろうか。
そんなときの行頭は、「?」から書き始めるくらいでちょうどいい。