春色のセーターと秋色の半袖Tシャツ
ファッションのレベル0から1に成長する段階で、ロゴ・柄物を一掃して、白黒中心・無地中心に切り替える瞬間があるとしたら、その次のステップで。 そこそこファッションを楽しんでいた人が、ワードローブを整理しようと思い立ったとき、あるいは、ある種ミニマリスト方向に舵を切ろうとして、秋物と春物を一体化させられるかどうか? という課題として。 それぞれぶち当たる問題。
ファッションを「ちゃんと」やろうとすると、春服と秋服は別物ということになってしまう。 気温が同じだとしても、
前の季節の印象が残っていて、(じっとしていると肌寒い/少し動くと汗ばむ、の)主観的印象が変わってしまう。
何より、同じ気温のときの太陽の高さが全然違う
光が強いと、色はビビッドな方が、人間の目には心地よくなる。
南国で見るアロハシャツってきれいなんですよ。北欧に行くと、すべての色合いがグレーがかった調度で統一されている。たぶん。
だから、春は寒いのに色は明るくないといけない。
秋は、まだ暑いのに陰りを感じる色の方がいい。
一年で1番 日が短いのは冬至だけど、1番寒いのは2月。だから、2月ごろは、寒いと同時に、徐々に明るくなってきている時期でもある。毎日、「前日より一層冷え込んでる」感じがしている間は、それでも「真冬」というイメージが勝るけど、それにすら飽きると、急激に明るさに目がいくようになる。 全身黒ずくめの格好が、もっさりとして感じるようになる。
そうしたタイミングで、「色としては若草色などの春を感じられる色で、でも素材としては暖かいセーター」のようなものがあるといいなあ、ということを考える。
ここで、春物と秋物が分岐する。(逆に、ここの欲望を突っぱねればミニマリズムに一歩踏み出せる)
これらがあると、ズボンや羽織りものは白黒でいけるよね。
裏を返すと、別に羽織りもので季節を出したってズボンで季節を出したっていいんだけど、ボトムには全身で一番濃い色が来ている方が目が見慣れているし、
羽織りものは、体温の調節で脱いだり着たりを想定するから、上半身の内側に色がある方が後の自由度が高くなる。
春秋って、「ちょうどいい気温の季節」という印象があるけど、実際には暑すぎたり寒すぎたりする日が交互に来ている感じで、あんまり「ちょうどいい気温の日」ってないんだよね。 さらに、1日の中でも相当に温度差があって、朝に合わせた厚みの服を着ると、昼には汗だくだったり。
そういう意味で、前を開けたり、閉じたり、完全に脱いで肩にかけるか腰で結んだり、そういうことのできる羽織りものは便利なんだよな。